見出し1英作文のためのアメリカ英文法備忘録

中学で習う英語の基となる文法とアメリカ英文法の間には、ほとんど違いが見られない。しかし、仕事で英語を書かなければならない人、英作文をしなければならない人にとっては、わずかな違いが大きな問題となることがある。

ところが、アメリカ英語とイギリス英語の文法的な違いについて体系的に書いてあるサイトは見あたらない。日本人には想像も付かないことだが、英文科の大学教授を含むアメリカ人の大多数が、「アメリカ英語とイギリス英語は文法的には同じであり、単語の使い方やスペル、発音などが違うだけ」という国民感情を持っているためである。

このような状況下で、アメリカ英文法を体系的に書くには超えがたい壁があるが、英文を書く、英作文をするという観点から一歩踏み出してみようという試みが「アメリカ英文法備忘録」である。-英作文.net

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見出し4英作文.netについて

このサイトは、「アメリカ英文法備忘録」だけでなく、無料でできる英作文の検定試験や、100を超す「英文ビジネス文例集」などの英文を書くためのコンテンツで構成されています。無料お試し登録をすると、MyPage内の「仲間と一緒に!」というSNSを使うことができます。このSNSを使うと、外資系の企業などが、リアルタイムで結果が分かる、厳正な英作文検定試験として導入したり、PC教室があれば、中学校でも英作文の教育が可能なように作られています。

見出し4中学英語できわめる英作文

英作文.netの理念は、日本人誰もが中学3年間で学ぶ英語で、日常会話やビジネス英語、英文メールなどに必要な表現を書くことができるようにすることです。

見出し4英語が話せる代表的な2タイプ

株式会社渡辺米会話研究所の経営する英会話スクールが30年以上にわたって蓄積したデータによれば、日本で生まれ、日本の学校を出て、英語が話せるようになった方の代表的なタイプは二つです。

一つのタイプは、国立大学に入れるレベルの英語力があり、いわゆる瞬間英作文が習わなくてもできる方です。このタイプのトップが通訳士になりますが、同時通訳の試験官をするような方でも、外国人が聞くと、"strange English"と言わざるを得ないような英語を話しているのが実態です。

もう一つのタイプはTOEICで900点を超える点数を取るような記憶力が良いタイプの方です。大量に暗記している英文の中から的外れにならないように、外国人に相づち英語を話すため、外国人が聞いてもナチュラルな英語を話しますが「言いたいことが言えない」という弱点を抱えています。

見出し4英語が話せる2タイプ問題点と解決策

前者のタイプは、英語が話せるようになると、間違い英語に慣れてしまうため、"strange English"と言われるような英文を書くことになり、後者のタイプは、自分が書かなければならない英文を書くことができないため、TOEICの高得点を買われて就職ができても、仕事で書かなければならないことを明瞭に書くことができません。

上記の2タイプ以外の方は、英作文ができないので、挨拶が終わったら話が続かない、沈黙がちな英会話になってしまいます。この問題を解決するために作られたのが、英作文.netです。考え方はシンプルです。話す英語や書く英語に使う文型や単語は自分で決められるので、中学校で習う基礎の100語の単語を活用し、中学校で習う約150文型を使って話したり、書いたりすれば良いのです。

見出し4基礎500語でビジネス英語も

アメリカ英語で書かれた文献に出てくる単語の約50%は、中学校の教科書に出てくる"go"や"come"のような、やさしい100の単語です。日常会話や友人への英文メール程度であれば、60%を越すかも知れません。この基礎単語の使い方を確実に覚え、繰り返し使うことで、間違った英語を話したり、書いたりするのを避けることができます。

誰もが中学校で習う基礎の500語は、アメリカ英語で書かれた文献に出てくる単語の75%に達します。ビジネスで英語を使わなければならない方は、約150の基礎文型と基礎500語の用法を完全習得すれば、英語の専門用語は日本語化しているので、十分なコミュニケーションが図れると思われます。

英作文.netの「基礎文型を使った英作文の練習(1)~(3)」は、基礎的な147構文に基づいて作られています。また、10級検定試験は中学1年生レベルの基礎文型が使えるかどうかを問い、9級検定試験は中学2年生レベル、8級検定試験は中学3年生レベル、7級検定試験や基礎能力診断テストは中学3年間習う基礎文型が使えるかどうかを問うテストになっています。

見出し4世界の潮流は平易な分かりやすい英語

「平易な分かりやすい英語で書く」という傾向は、プラグマティズムを哲学とするアメリカには元々あったが、階級によって話す言葉さえ異なるイギリスででは、公文書を平易で分かりやすい英語にしようとする"Plain English"の運動が1970代に始まるまで待たなければなりませんでした。

1950年に、「平易な分かりやすい英語で書く」ことを哲学的信念とするバートランド・ラッセルがノーベル文学賞を受賞しているので、"Plain English"の運動は、バートランド・ラッセルのノーベル文学賞の受賞が契機になったものと思われます。

1990年代に、インターネットが一般に普及するようになると、専門分野の論文においてさえ、「初心者は専門用語を使って、一流の学者は誰もが分かるやさしい単語を使って書く」傾向が顕著になってきます。ホームページのアクセス数を増やすには、誰でも理解できるように「平易な分かりやすい英語で書かれていること」が必要条件になるからです。

中学英語で、読む価値があると思われることを論理構成がしっかりした文章で書くと、結果的に究極の"Plain English"になり、イギリス人教授やNatureの審査員、googleのサポートなどが、知的レベルが高い人として、特別な対応を取ることがあります。中学英語で書く英文は、世界に通用する英文です。