見出し1仮定法過去におけるwas/wereの問題

・現在の事実と反対の仮定や、実現不可能な想像や願望を表すのに、仮定法過去が使われる。
・アメリカの文法サイトには、仮定法過去に"was"を使うのは文法的な間違いで、"were"を使わなければならない主張するものがある。
・しかしながら、仮定法過去に"was"が使われるのは周知の事実であり、"American Heritage Book of English Usage. A Practical and Authoritative Guide to Contemporary English."にも「伝統的に反実仮想には"were"を使うのが正しいとされ、それに固執している作家も少なくはないが、著名な作家が直説法の"was"を使っているのは事実である。」という趣旨の説明があることから、"was"が仮定法過去で使われることを否定することはできない。

[正]I wish I was rich.
[正]I wish I were rich.
[正]He talks as if he was rich.
[正]He talks as if he were rich.

・イギリス英語においては、"A COMPREHENSIVE GRAMMAR OF THE ENGLISH LANGUAGE"に書かれているように、"was"が仮定法過去に使われる。

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