「猪が死なないのは、厳しい自然淘汰がかかって脳の機能が進化したためだと思います。」

「厳しい自然淘汰がかかると脳が進化するのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。先ほど、人間も哺乳類が発生したときからの潜在的進化の蓄積があるので、淘汰の圧力が加われば進化するということを話しましたが、イノシシも哺乳類の祖先が発生したときからの潜在的進化の蓄積があるので、淘汰の圧力が加われば進化します。」

「草むしりを徹底的にやると、カタバミの葉が緑から茶色に進化したのと同様に、イノシシにも進化が起こって督脈が虚しても死ななくなったということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。淘汰に対する潜在的進化が不十分であれば、絶滅することになります。」

「猪にどのような自然淘汰がかかったのでしょうか」と町会長。

「具体的には分かりませんが、多細胞生物が現れたと言われる6億2000万年前から現代までの間に、様々な生物が同時に絶滅する大量絶滅が5回あったと言われています。大量絶滅が起こると絶滅した生物のあとを埋めるように新しい生物が大量に現れます。」

「なるほど。それでは、白亜紀が終ると中生代から新生代に変わるのは、大量絶滅があったからですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。化石の研究で生物の種類が大きく変わる所で時代区分がされています。イノシシの祖先が現れたのは新生代だと言われています。」

「新生代というと6500万年ほど前から現代までの間ですよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ウィキペディアによると3800万年前ごろ始まる新生代始新世に現れたようです。」

「それでは始新世の前に大量絶滅が起こり、イノシシの祖先が現れたということですか」と町会長。 

「おっしゃる通りです。ウィキペディアによれば、現在のイノシシの直接の祖先は、2300万年ごろ始まる中新世にはユーラシア大陸にのみの分布していたということです。それで、"Chinese boar"で画像検索してみたら、三焦虚のイノシシの画像がたくさん出てきます。」

「督脈が虚したイノシシの画像はないのですか」と町会長。

「督脈が虚したイノシシの画像もたくさんあります。」

「しかし、日本語で検索したときには、督脈が虚した猪ばかり出てくるのですよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、トップページに三焦経が虚しているイノシシの画像が2つありました。」

「日本の猪なのですか」と町会長。

2019/12/29

<筆者の独り言>
中国の『ゼロコロナ政策』を理解するのには少し時間がかかった。中国が『ゼロコロナ政策』を続けるのは、習近平に政治家としての才能があり、国民の大多数がコロナの撲滅を望んでいることを知っているからだ。

どう考えても、コロナの感染が避けられない社会より、コロナの感染が全くない社会の方がいいに決まっている。それでは、なぜ、欧米や日本は『ゼロコロナ政策』をとらないのだろうか。

米国が『ゼロコロナ政策』をとらない理由は明確だ。米国の経済が『ゼロコロナ政策』によって停滞し、中国経済に追い越されるようなことがあれば、軍事力においても中国に追い越されることは歴史が証明しているからだ。

そして、ワクチンの接種が進んで医療の崩壊が起らないようになれば、コロナは重要な政治課題とはならないからだ。例えば、風邪やインフルエンザの症状で病院に行く人の数が年間100万人を超えたとしても、都市封鎖などは決してしない。医療の崩壊が起らないからだ。

中国政府は、国民に新型コロナの検査を受けさせないことで感染者数を少なくするという政策をとっていたと推定している。日本政府は2021年3月1日に、入国する時に行われる肛門に綿棒を挿入して行う新型コロナウイルス検査を日本人に行わないよう中国政府に要請しているので、この時点においても国民に新型コロナの検査を受けさせないことで感染者数を少なくするという政策をとっていたと推定される。

しかし、国民は新型コロナによって数多くの人が亡くなり、後遺症に悩む人も数多くいることを知っているのだ。政府がウェブの情報を管理しても、人の口から口へと伝わる噂を管理することはできない。その結果、中国人の大多数は新型コロナが中国から根絶されることを望んでいるのだ。

2022/11/08