「それでは、お母さんが風邪の不顕性感染者で、息子さんはお母さんから感染していたことになりますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。息子さんに風邪の症状が出ても、お母さんに風邪の症状が出ないことがほとんどだったので、お母さんの肺の機能の方が息子さんの肺の機能より高いということになります。お母さんが類似した風邪を、息子さんが生まれる前に引き、抗体ができていたという可能性がありますが、その場合でも不顕性感染になります。」

「インフルエンザだけでなく、風邪もウイルスで起こるのですね」と町会長。

「ウィキペディアによると、ライノウイルスによるものが最も多く、その次がコロナウイルスによるものです。」

「それでは、不顕性感染者からコロナウイルスが感染する可能性があるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。1月の末には、新型コロナウイルスが上気道で増殖することが分かり、2月の初めには、中国武漢市からチャーター便で帰国したなかに、5人の無症候性感染者が含まれていたことがわかっています。無症候の感染者のなかに、肺炎を発症した患者と同程度のウイルス量が検出された人がいたということなので、不顕性感染者から新型コロナウイルスが感染する可能性は高いと考えています。」

「上気道と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアには、『鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭までをいう』と書いてありますが、大雑把に言うと、鼻から喉までのことですよ。」

「なるほど。上気道で新型コロナウイルスが増殖していると、咳やくしゃみの飛沫で感染する可能性が高いということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。『無症候の感染者のなかに、肺炎を発症した患者と同程度のウイルス量が検出された人がいた』ということは、症状がない人からも、肺炎を発症した患者からと同じように、感染するということになります。」

「不顕性感染者から新型コロナウイルスが感染するとすれば、中国が新型コロナウイルスを封じ込めることはできないということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ワクチンが開発されない限り、感染を止めるのは難しいでしょう。日本について言えば、個人でスキーに来る人やオリンピックなどで海外から来る人が不顕性感染者であれば、症状がないので入国を阻止することはできないと考えています。」

「なるほど。それでは、不顕性感染者からコロナウイルスが感染するとすれば、国内でも新型コロナウイルスが蔓延する可能性があるということになりますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。12日には、船内で検疫を行っていた50代の男性検疫官が感染したことが確認されています。検疫官はクルーズ船が横浜港沖に停泊していた今月3日の夜から4日の夜にかけて、乗客から質問票を回収したり、体温を測定したりしていて、客室に立ち入ることがあったということです。検疫官は、WHOのガイドラインに基づいて、医療用のマスクや手袋をしていたが、防護服やゴーグルなどはしていなかったそうです。これで、マスクや手洗いをしただけでは、感染が防げないということが明確になりました。」

「WHOの専門家の脳の機能低下が恐ろしい結果を招いているのですね。マスクや手洗いだけでは感染が防げないとすると、防護服やゴーグルが必要だということですか」と町会長。

「防護服やゴーグルを職場や家庭内でつけて生活し、ゴーグルをはずしたり、防護服を脱いだりする前に、滅菌しなければなりません。」

「そこまでしなければならないとすると、防護服やゴーグルを身に着けて生活しても、感染するのが避けられないかもしれませんね」と町会長。

「おっしゃる通りです。不幸中の幸いだったのは、クルーズ船内の感染でさえ簡単に止めることができないことが判明したことです。これで、中国の発表を鵜呑みにしないで済みます。」

「中国の発表に問題があるとお考えなのですか」と町会長。

「『新型肺炎防止策は行き過ぎ、中国主席が当局者に抑制指示』という記事を読んだ記憶があるので、もしかしたら、中国は新型コロナウイルスの感染を止めることができないという結論に達したのかも知れません。致死率が2パーセントなので、経済が破たんするのを避けるという方針を取る可能性は十分にあります。その場合、新型コロナウイルスを世界に拡散させて貿易問題を改善するということまではしないとしても、情報は操作する可能性は高いと思います。」

「新型コロナウイルスが世界中に広がれば、中国の苦境は改善されるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「例えば、新型コロナウイルスの感染の拡大が止まったかのような情報を流して、世界の人々を油断させるというようなことはあるかもしれないということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。日本の衛生環境は国際的に見ても整備されているし、医療技術も高いので、食い止められるかもしれないという気持ちはあるのですが、インフルエンザが食い止められないという現状から考えると、中国が情報操作をしなくても、蔓延する可能性があります。蔓延した場合の覚悟は決めておくしかないと思っています。」

「覚悟を決めると言いますと?」と町会長。

2020/2/13

<筆者の一言>
早速、立水栓から1メートルほど掘ってみたが漏水はしていなかった。その夜に、水道業者に電話をした。僕が2日後に電話をしたので、穴を掘るのが速いのに驚いていた。1週間はかかると思っていたようだ。

『立水栓から1メートルほど掘ってみたが漏水はしていなかったよ。それでも聴音棒で漏水箇所が見つけられる?』と聞いてみた。その業者は水道業者としては珍しく正直なタイプなので、『できない』と答えた。水道管は夏に伸び、冬に縮む。その結果、30年もすると、立水栓から1メートルほどのところが漏水するようになるのだ。聴音棒で漏水箇所を見つけられるという人は、そのことを知っていて、聴音棒で漏水箇所を見つけたふりをして、高額の調査費用を請求するということだ。

知り合いの水道業者は、聴音棒で漏水箇所を見つけられるという人を使って請求金額を水増ししたかったのだ。これは、スーパー東大系の保険屋さんのケースでもそうなのだが、水道業界の慣行であり、水道業者としては普通の商売をしたに過ぎないのだ。

2023/1/12