「『アファンタジア』の原因に関する科学的な研究が見つからないので、確証はないのですが、日本人にアファンタジアの人が多いのは、経絡的な体の壊れ方が欧米人より大きいためだと考えています。」

「経絡的な体の壊れ方が大きいと、脳の機能低下も大きいということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。経絡的な体の壊れ方が大きいと、心臓などもゆがんでしまっているので、心機能の低下により鬱的な症状が出るということはお話ししたと思います。」

「天才系は、その鬱的な症状を克服するために、脳が生物学的な進化をしているということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、脳が生物学的な進化をしたとしても、すべての機能が正常になるとは限らないので、日本人に『アファンタジア』の症状がある人が多いのかも知れません。」

「なるほど」と町会長。

「実は、つい最近、『アファンタジア』が肝虚と関連していることを発見しました。」

「『肝虚』というのは、肝機能が低下している状態でしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。20年ほど前に熱中症になってしまったことは、お話ししたと思います。」

「暑い夏の日に、お子さんとサマーランドに出かけ、コーヒーカップに乗ったら、めまいと吐き気がして、心臓が苦しくなったのでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。その後の研究で分かったのは、肝機能が低い人が暑いところにいると、肝臓が熱に弱いので、肝機能が低下し、筋肉が委縮して心臓に問題が生じることです。そのとき、僕が心臓防御反応と呼ぶ激しい経絡の連鎖反応が起きて、全ての臓器が委縮して固まり、気が流れなくなってしまうのですが、脳も他の臓器と同じように委縮して固まり、気が流れなくなってしまいます。」

「それでは、渡辺さんの脳は、肝機能の低下により委縮して固まり、気が流れなくなってしまっているのですか」と町会長。

「そうなんですよ。ピラミッドで腎の治療をし、腎経に属する骨は緩んできていたのですが、腎経には気が流れていなかったのです。」

「腎臓の機能が上がっても、腎経に気が流れないということがあるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。目が陽になって、やっと気がついたのですが、経絡は脳が必ず死ぬように管理しているので、経絡治療で体が大きく変わったと感じたとしても、実際には、体のどこかに問題が残っていて、一晩経つと元に戻ってしまうようになっているのです。」

「それで、腎臓の機能が上がって、骨が緩んでも、腎経には気が流れないというようなことが起こるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「腎経に気が流れないと、どういう問題が起こるのですか」と町会長。

「腎経に気が流れないと、肝経に気が流れません。」

「肝経に気が流れないと、どういう問題が起こるのですか」と町会長。

「肝経に気が流れないと、肝虚で固まった脳は緩まないし、脳に気も流れません。」

「なるほど。渡辺さんの脳は、30年もピラミッドで治療したのに、固まったままで気が流れていないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。自分の脳に欺かれていたのです。ところが、昨日、ほんのわずかですが、気が流れるようになったのです。」

「それが、『アファンタジア』と関係しているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2021/4/2

<筆者の一言>
DMAEは、厚生労働省のデーターよると、健康に対する危険性は考えられない。しかし、容器には1日1~3錠までで、医師の指示がない限り、この量を超えないようにという意味の説明書きがあった。

健康に対する危険性がないのに、なぜ、この説明書きがあるかというと、DMAEを大量に飲むと体臭が魚臭くなるからだ。筆者が1錠飲んだだけで、かすかに体臭が変化している。

筆者は、最近まで、強い老人臭を発していた。自分が長時間いた部屋を出て、もう1度戻ると、『臭い』と感じるほどの老人臭を発していた。だから、よくいる居間にはケスコを置いている。しかし、ケスコを置いていても老人臭を感じるほどひどかった。しかし、最近になって、足の三里の硬結がゆるむと、体臭はほとんどなくなった。

足の三里は胃系のツボなので、老人臭は胃から出ていることになる。老人でなくても、胃が弱い人は、体臭が強いはずだ。

筆者がDMAEを1錠飲んで、かすかに体臭が変化したのを感じたのは、体臭がほとんどなくなったせいかも知れない。<続く>

2024/3/22