「テニスやスキー、ゴルフは、陰のスポーツで、体に経絡的な問題を起こすのではありませんか」と町会長。
「おっしゃる通りです。しかし、僕は子供の頃から体力がなかったので、体を鍛えたいという願望があったのです。」
「もしかして、テニスやスキー、ゴルフが陰のスポーツだということが分かっていなかったのではありませんか」と町会長。
「おっしゃる通りです。毎日30分走って、足の筋肉を固くしてしまった経験から、『スポーツは体に悪い』とは思ってはいたのですが、『今のうちに鍛えておかなければ、年を取って問題が起こる』と思っていましたね。」
「しかし、陰のスポーツをしても体を鍛えることにはならないのではありませんか」と町会長。
「今考えれば、そういうことなのですが、当時は、全身の筋肉が固まってしまっていたため体が陰陽に反応しないので、スポーツの陰陽どころか、食べ物の陰陽さえ分からない状態でした。」
「それでは、陰の食べ物も食べていたのですか」と町会長。
「幸いなことに、両親とも陰陽が分かったので、陽の食べ物しか食べたことが無かったと思います。」
「外食時に、陰の食べ物を食べるということはなかったのですか」と町会長。
「外食は、八王子でも名が通ったレストランでしか食事をしなかったので、陰のものを食べるようなことはなかったと思います。」
「なるほど。ところで、なぜ陰のスポーツをするようになったのですか」と町会長。
「たまたま、生徒の一人がテニススクールをしていたので、そこにお世話になることにしたのです。」
「色々な方が、英会話を習いに来ていたのですね」と町会長。
「おっしゃる通りです。」
「テニススクールに行ったということは、テニスをしたことが無かったのですか」と町会長。
「おっしゃる通りです。最初の3ヶ月は、ママさんたちと一緒にグループレッスンを受けていたのですが、どうしてもシングルスをしたかったので、個人レッスンを受けることにしました。」
「テニスのシングルスは、卓球と違ってハードではありませんか」と町会長。
「おっしゃる通りです。フォアハンドでコーチと打ち合う練習をしたのですが、コート全面を使うと、僕がボールについていけないので、コート半面だけの練習でした。」
「それでは、シングルスの練習にはならないのではありませんか」と町会長。
「おっしゃる通りです。コート全面を使って打ち合うことができなければ、シングルスができるはずはありません。そこで、1日おきに5キロ走ることにしました。」
「足に問題は起きなかったのですか」と町会長。
「そうなんですよ。1ヶ月で足はパンパンになってしまいました。」
2021/3/9
<水道後記5>
その業者に、『穴掘りは僕がしますので、どこをどのくらい掘ったらいいのか教えてください』と言うと、一応、掘るべき位置と深さは教えてくれた。しかし、『うちの方でも掘りますから』という一言があった。この業者も高齢者のようで、『高齢者が水道用の穴など掘れるはずがない』と思っていたが、商売上手の業者は、そう言う代わりに『うちの方でも掘りますから』と言ったのだ。
僕は、『水漏れの修理はは自分でやるしかない。元栓の修理は知り合いの業者でさえ尻込みしているので技術が高い会社に頼むしかないが、この会社に頼るようなことがあってはならない。誰もが大変と思う穴掘りは自分でやるのだ』と決意していた。<続く>
2024/2/26
