「張本選手とか水谷選手は、経絡的進化をした結果、動体視力が上がったと推定しています。彼らの特徴は、皮膚や筋肉が経絡的に緩んでいるのと同時に神経系も経絡的に緩んでいるのが特徴です。そのため、運動するときの脳に対する負担が小さいので、動的動体視力が普通の人より高いのです。」

「皮膚や筋肉や神経系が緩んでいると、効率的に運動ができるので脳の負担が小さくて済み、その分を動体視力に振り分けることができるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕の場合は、全身の皮膚や筋肉、骨が異常に固くなっていて、それを腎の治療で緩めてきているのですが、予測していたようには緩んではいません。ところが、肥田式をやると経絡的に緩むべきだと考えていたところが少しずつ緩んでいきます。この方法は、本質的な変化ではなく、筋肉と神経系がわずかに緩む補助的な変化なので、静的な動体視力に対する影響は少なくて済みます。」

「肥田春充は、補助的な変化だけでスーパーマンになれたということですか」と町会長。

「肥田春充や月に1回卓球の試合をしている梅澤さんの場合、僕とは変化のレベルが違い、動体視力が明確に高くなります。」

「肥田春充と梅澤さんは、どこが違うのですか」と町会長。

「肥田春充の場合、頭を打つことにより、経絡的な進化というより脳の損傷というべきものが起こったと推定しています。」

「それでは、肥田式が可能な状態になっていることに、数え年18歳のとき気がついたということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、張本選手と梅澤さんはどこが違うのですか」と町会長。

「張本選手の場合、日本人とは異なり経絡的な機能低下が小さいので、動体視力はもともと高いのです。しかし、国際的なレベルで活躍するには、経絡的な進化で一般の中国人より遥かに高い動体視力を持っていなければなりません。」

「なるほど」と町会長。

「張本選手は、プーチン大統領やモハメッド・アリと同じように小脳が経絡的に緩んでいるようです。梅澤さんは息子と同じように三里に硬結がないという経絡的な進化をしています。」

「梅澤さんはどういう原理で動体視力が上がるのですか」と町会長。

「梅澤さんの場合は、肥田春充と同じように延髄が緩み、全身の骨や関節、脳や神経系が緩みます。」

「なるほど」と町会長。

「渡辺さんの場合も、延髄や関節や脳が緩むのですか」と町会長。

「僕の場合は、皮膚だけでなく、骨まで固まっていたため、延髄が緩むなどということは起こりませんでした。肥田式を繰り返すうちに、体の必要な部分自在に緩められるようになったのですが、延髄や小脳は全く緩めることができませんでした。延髄や小脳は進化論的に考えると古い器官なので、経絡的な機能低下が大きいのです。延髄や小脳がわずかに緩められるようになったのは最近です。」

「肥田春充が文武両道だったのは、肥田式で脳を緩めることができたからですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕が延髄や小脳が緩められるようになったのは、腎の治療を30年近くやり、骨や関節が緩んできたためです。肥田式をやれば、僕のように体が経絡的に固まってしまっていても緩みますが、延髄や小脳まで緩めるのは不可能だと思います。僕の場合は、世界で最もパワーのあるピラミッドを作ったのと、それを使って、毎日3、4時間は腎の治療をしてきたので延髄や小脳まで緩むようになったです。

僕のレベルまで経絡的に壊れると生きているのが難しいので、同じタイプの人は少ないと推定しています。日本人の1パーセントぐらいは、延髄を緩められる可能性があります。しかし、陰の物を食べたり、陰の物を着たり、陰の家に住んでいたり、陰の書籍を持っていたり、陰のスマフォを持っていたり、陰のゲームをしたりしている人は、延髄を緩めることはできません。」

「息子さんの場合は、陰の本を持っていても効果があるようですが」と町会長。

「囲碁で脳トレをしているためです。詰碁を1日100問、対戦型を1局やっています。詰碁を1日100問だけでは、陰の本と釣り合うだけで、肥田式の効果はないはずです。詰碁の他に対戦型をやれば、その分肥田式に効果があります。」

「他に肥田式の効果を上げることができるものはあるのですか」と町会長。

「強い陽の家に住んでいたり、仕事先の建物が強い陽だと効果が上がりますが、反対に強い陰だと効果はなくなります。」


「なるほど。ところでゲームにも陰陽があるのですか」と町会長。

2019/10/29