「ところで、息子さんは、『2度読み2手読み』で100問連続で詰碁が正解できるようになったのですか」と町会長。

「できるようになったと思っていたのです。」

「と言いますと?」と町会長。

「その週の初めに脳の機能低下で糖尿になったと推定されたので、3日前にさかのぼって、息子が作ったプログラムをプログラムチェッカーでチェックさせたのです。」

「なぜ、そのようなことをさせたのですか」と町会長。

「脳の機能がそこまで低下すると、プログラミングでミスをする可能性が高いと推定したためです。」

「なるほど。糖尿になるほど脳の機能が低下すると、プログラミングでミスをするようになるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。実は、脳の機能低下のために天才系のプログラマーはまともなプログラミングができなくなり、金融関係の会社が使っている、国立大学を卒業したいわゆる東大系のプログラマーは、プログラミングのスピードが3年前の3分の1ぐらいになってしまっているようです。」

「それは驚きですね」と町会長。

「東大系のプログラマーは、昔からやっている定型化されたプログラミングはミスなしでプログラミングできるのですが、AIのような新しいタイプのものはプログラミングできません。」

「プログラミングの仕事は危機的な状況なのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。息子はプロですから、コマンドを書くレベルでのミスはしないと思ったのですが、そのソフトに特有な構造でミスをしている可能性があると思ったのです。」

「それで、予測通りミスがあったのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。ループの飛び先を間違えるというような、単純なミスをしていたのです。」

「なるほど」と町会長。

「ミスがあるプログラムは作ったことがないので驚いたようです。それで、必ず、100問連続で詰碁を正解するようになると確信していたのです。」

「仕事ができなくなっては大変ですから、『2度読み2手読み』で毎日100問連続正解すると確信していたのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、1カ月もしないうちに老化が急激に進行し始めたのです。」

「『老化が急激に進行し始めた』と言いますと?」と町会長

2022/1/5

<水道後記98>
水栓両端のネジ接続にエポキシ系接着剤を使った水栓の複合継ぎ手は扱いやすかった。元栓を締めて、TBCの継ぎ手で単純接続してある所を水栓の複合継ぎ手に入れ替えたのだが5分とかからなかった。シールの代わりにエポキシ系接着剤で両端のネジ接続をした水栓の複合継ぎ手は頑丈で、水道レンチをどのように使っても緩むことがなかったため、水栓が真上に向くように接続するのが簡単だったからだ。

この水栓の複合継ぎ手は、しばらくの間、水道料金を節約するのに役立った。水栓が玄関の東側の近い所にできたことと、TBCの水栓はきっちり締めても壊れる様子がなかったことから、必要に応じて水栓をこまめに開閉することができたためだ。<続く>

2024/12/20