「話しているうちに、頸椎に異常があることに気がついたので、『子供のころ頭を打ったことがあるのではありませんか』と聞くと、『頭を打ったのではなく、高いところから落ちて肩を打ったことがある』と言っていました。」

「渡辺さんは、話をしているだけで頸椎に異常があることが分かるのですか」と町会長。

「先ほど言ったように、遠隔治療ができるので、触診をしなくても頸椎の異常ぐらいなら分かります。」

「なるほど」と町会長。

「実は、頭を強打したことはないのですが、僕の頸椎にも異常と言えるほどの問題があるのです。」

「頭も打たず、肩も打たないのに、頸椎に異常と言えるほどの問題があるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。棒術系は経絡による内臓の機能低下が極めて大きいので、肝機能低下により筋肉が萎縮し、体が捻じれているのです。」

「そう言えば、首が少し曲がっていますね」と町会長。

「そうなんですよ。昔から写真を撮るときには、いつも、頭をまっすぐにするように注意されていたくらいです。頸椎も頭を強打した人以上に問題だらけなのです。」

「それでは、渡辺さんは、子供の時から糖尿病だったということですか」と町会長。

「そういうことになりますが、高校生のとき糖尿病になった同級生は、40歳くらいで足を切断し、50歳くらいで失明しています。」

「糖尿病は、恐ろしい病気ですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「しかし、渡辺さんは高齢者になってから視力がわずかに改善しているのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「足も2本ついてますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「なぜ、そんな違いが起こるのでしょうか」と町会長。

「これは謎です。考えられる仮説の1つとしては、『胃腸の機能が極めて低かったため、糖尿病の症状がでるほどの食事ができなかった』ということです。」

「それで、足を切断せずに済んだのですか」と町会長。

「今言った仮説が正しいという確信はありません。足を切断しなければならない原因は、糖尿病になって血液中にブドウ糖が増えすぎると、毛細血管の内側の細胞に入り込み、活性化酸素を発生して血管を傷つけたり、細胞内のたんぱく質と結合して細胞を変質させ、動脈硬化を起こすようになり、その結果、足の細胞に必要な栄養や酸素が行かなくなり、細胞が壊死してしまうことです。」

「なるほど」と町会長。

「ですから、僕の同級生の場合は、動脈硬化で足の細胞に十分な血液が行かなくなったため、足を切断することになったということです。」

「糖尿病は恐ろしいですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2021/11/26

<水道後記72>
筆者には、水道部品をウェブで探している時、TBCの水栓を見かけた記憶があった。早速、購入したが、水栓のネジは複雑だった。

水栓には左右にネジが付いていた。1つは雄ネジでもう一つは雌ネジだったが、雄ネジは平行ネジデで雌ネジはテーパーネジだった。『この水栓は筆者が使おうとしているような方法で使うために作られたのではなくて、水栓が一般的に使われるような方法で使われるように作られている』と思った。

しかし、TBCの継手には、ポリエチレン管を接続するための雄ネジと雌ねじがあり、管の途中で使うためテーパーネジだった。

テーパーネジと平行ねじは、実験でパッキンを入れれば接続できることは確認していたが、今回はシールを使って水栓の左右に雄ネジと雌ねじを取り付けようと思った。雄ネジと雌ねじにはポリエチレン管が接続できるので、水栓を中央にして2本のポリエチレン管を繋ぐことができるからだ。

水栓の左右にシールを使って雄ネジと雌ねじを取り付けたものの水漏れ実験をしたが、問題は起こらなかった。エスロンを使った塩ビ管の接続はできるようになっていたので、『これで水道管の基本的な接続技術は習得した』と思った。<続く>

2024/11/12