「糖尿病というのは、はっきりした自覚症状がないので気がつかないことが多く、糖尿病になってしまっていても、病院にもいかず、甘いものも食べている場合が多いと思います。」

「なるほど」と町会長。

「それでは、ぼたもちを作り、家族でたらふく食べていても、糖尿病ではなかったとは言えないということですか」と町会長。

「そうなんですよ。実際、僕自身甘いものが好きだったので、祖父は食べたいだけ食べさせています。」

「おじいさんは、渡辺さんに甘いものを好きなだけ食べさせたのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。祖父は頭がよかったので、体の弱い僕を長生きさせようとしたのだと思います。」

「甘いものを好きなだけ食べると長生きできるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。甘いものを好きなだけ食べると虫歯になります。」

「虫歯になると長生きできるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「虫歯になると、十分栄養が摂れないのではありませんか」と町会長。

「そういう面はありますが、祖父は自分の経験から、そのために寿命が短くなるということはないと確信していたのだと思います。」

「虫歯になると、なぜ、長生きできるのですか」と町会長。

「歯は強い陰なので、経絡によって脳の機能を低下させ、内臓の機能を低下させて、老化を早める大きな原因になります。」

「虫歯になれば、陰のパワーが落ちるので、脳や内臓の機能が落ちて老化が進むのが遅くなるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。祖父の知恵がなければ、今頃は死んでいたと思います。」

「なるほど」と町会長。

「いずれにしても、甘いものは食べ放題の家系だったので、棒術系は糖尿病でも毛細血管を構成する細胞が変質しないように進化している可能性があると思ったのです。」

「頸椎に問題があることで棒術系が糖尿になるとすれば、淘汰されてしまって、存在していないはずだということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。尿に糖が出ていたとしても、動脈硬化にならなければ、問題はありません。」

「なるほど」と町会長。

「棒術系の進化に対しては確認のしようもありませんでしたが、折角、糖尿病になったのだから治す研究をしてみようと思ったのです。」

「足を切断する可能性がないとは言えない状態ですよね」と町会長。

「確かにそうなんですが、治療のヒントはありました。」

「と言いますと?」と町会長。

2021/11/30

<水道後記74>
最初に、ポリエチレン1種二層管の30m巻きを購入した時には、ウェブでの情報から直径5センチの塩ビ管の中を通して30cmほどの深さの配管するつもりだった。実際、2メートルの塩ビ管も25本購入した。

しかし、複合継手を作るようになるとポリエチレン1種二層管が感覚的に理解できるようになり、買ってあった塩ビ管無しで直接ポリエチレンを埋設できるのではないかと考えるようになった。

考えてみれば、ポリエチレン1種二層管を開発した人が、埋設において塩ビ管より劣るものを開発するはずがない。<続く>

2024/11/14