「人間は、インターネットのように何かを介して繋がっているのです。」

「と言いますと」と町会長。

「パワーグッズにパワーがあるのではなく、人間の脳がパワーグッズにパワーがあるように反応するのです。」

「ちょっと信じられませんが」と町会長。

「人間が作るパワーグッズが、石器時代からすべて似たようなものであれば、進化論的に考えた場合、『パワーグッズにパワーがあるのではなく、人間の脳がパワーグッズにパワーがあるように反応する』という仮説は納得しやすいと思います。」

「決まったタイプのパワーグッズに対して、誰もが同じように反応するように人間が進化していると考えればいいということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、人間は電気を使って動くパワーグッズには、極めて強い反応を示します。」

「電気を使って動くパワーグッズは、古代にはありませんから、進化論的に説明するのが難しいですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、新たに作られたパワーグッズの情報が何かを介して伝達されると考えれば、一応の説明は成り立ちます。」

「なるほど。誰かがパワーグッズを作ると、パワーがあるということが何かを介して他の人々に伝わるので、同じパワーグッズに対して、他の人々が同じように反応するということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。この仮説は、パワーグッズにエネルギー保存の法則が成り立たないことが説明できます。」

「しかし、海外で作られたパワーグッズも、国内で作られたものと同じように、パワーがありますよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。科学的に考えると、人間が海外に届くような脳波のようなものを発信しているとは思えません。しかし、僕は遠隔治療をするので知っているのですが、遠隔治療は国内にいる患者だけでなく、海外にいる人に対してもできるのです。」

「本当ですか」と町会長。

「本当です。最初は、電話を介して遠隔治療をしていたのですが、しばらくして、電話を使わなくても同じように遠隔治療ができることに気がつきました。」

「それは驚きですね」と町会長。

「僕が治療した華僑は、日本にいるときだけでなく、海外にいるときにも治療ができました。」

「それは驚きですね。脳波が海外まで届くということですか」と町会長。

「脳波は脳の神経細胞の活動によって作られる微弱な電位変化なので、常識的には、1メートル離れた人にさえ届くとは思えません。」

「それでは、海外まで届くはずがありませんね」と町会長。

「しかし、遠く離れた人に遠隔治療ができるのは間違いありません。先ほど話した華僑は、1回の治療費が2万円だったので、いつでも好きなときに治療が受けられるように、茶封筒に10万円入れて、前払いしていました。」

「10回治療が終わる前に、また、茶封筒に10万円を入れて送ってきたということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。華僑の治療は何年も続きました。」

「遠く離れていても、間違いなく治療ができるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2021/12/6

<水道後記78>
水道の配管について思い悩んでいる時に突然のひらめきがあった。水道業者が40cmの深さに溝を掘った時、溝幅も40cm近くあったのを思い出したのだ。そして、『この溝幅を半分ぐらいにすれば20cmの深さで車が通っても問題が起きないのではないか』とひらめいたのだ。<続く>

2024/11/20