「初期のソーラー式超音波害獣撃退器は、半年もすると壊れるものが多くて2、30台購入しています。」

「ソーラー式の超音波害獣撃退器は、そんなに壊れやすいのですか」と町会長。

「陽のものでも壊れましたね。内臓バッテリーが貧弱だったり、一体型のソーラーパネルの発電能力が低いと、曇りの日が数日続いただけで使えなくなったりしました。」

「それはひどいですね」と町会長。

「毎年改良型が出て機能が上がり、一時はアマゾンで売っているものにはほとんど1年保証がついていたのですが、現在1年保証を付けている販売者はわずかです。」

「機能は上がったが、1年以内に壊れるものが多かったということでしょうか」と町会長。

「多分、そうだと思います。毎年改良型が出るので、耐久性のチェックが十分ではなかったのでしょう。今でも1年保証を付けている販売者もいますが、そういう製品は1年くらいでは壊れませんし、内臓バッテリーなども市販のものと交換できるようになっていたりすることが多いです。」

「購入するときに気をつけなければいけない点は、他にもありますか」と町会長。

「防水になっていないと雨で壊れてしまいますね。」

「家庭の100Vからの充電用のコードは付いているのでしょうか」と町会長。

「付いているものが多いのですが、たまに付いてない場合もありました。また、充電そのものができないタイプのものもありました。実際、充電しないと使えなくなったものもいくつかあったのですが、充電してもすぐダメになりました。内臓しているバッテリーが安物なのです。市販のバッテリーと交換すれば十分使える場合があります。」

「他に気を付けなければならないことはありますか」と町会長。

「初期のものは、超音波と音と光が出るものが多かったのですが、音が出ると来訪者の耳障りになるので、超音波を強化した音の出ないものが増えています。猫はそれで十分ですが、イノシシに対しては、大きな音が出た方が効果的です。」

「なるほど。猪対策に買う場合は、大きな音が出ることを確認する必要があるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。光も、まぶしいくらい強い光が出る方が効果が高いです。」

「他にも、まだ気を付けなければならないことはありますか」と町会長。

「日が当たらない場所では、ソーラー式は使えません。乾電池式ものか、家庭用の100ボルトに繋げられるものが必要になります。」

「100ボルトを使う時には、雨が降ったときのことを考えなければなりませんね」と町会長。

「おっしゃる通りです。屋外用のコードが必要になります。」

「乾電池式にした場合、どのくらい持つのですか」と町会長。

「僕が買った単一を使ったものでは、マニュアルに1カ月と書いてあったのですが、使ってみると半年ぐらいは交換しないで済みます。意外に使えると言う感じですね。猫が来たとき超音波が出る時間は短いし、猫も30分おきに来たりはしないからだと思います。」

「猪対策には、強い超音波と大きな音と強い光が出るものであれば十分なのでしょうか」と町会長。

2019/12/4
※ソーラー式のLEDライトで、ソーラーパネルが分離していて接続コードが10メートルくらいあるものが売られています。本来は、玄関などに使うものらしいのですが、赤外線センサーがついているので、イノシシや猫の対策にも使えます。赤外線センサーが感知する範囲にイノシシや猫が入ると、突然光るので、ビックリして逃げます。日陰になるところにソーラー式の超音波害獣撃退器を設置したい場合には、代わりに使えます。しかし、日中の効果についてのデーターはありません。猪や猫が日中苔を荒しに来ることは、滅多にないためです。