「息子は、腎兪の位置を間違えて治療してしまったこともあって、腎兪が緩む至宝三鞭丸をアマゾンで購入しました。」

「『至宝三鞭丸』だと、腎兪のツボを治療するのと違って、潜在意識が介入する余地がないということですか」と町会長。

「介入する余地がないとは言えないのですが、潜在意識にとっては、どうしてもやめさせなければならないという問題ではないようです。」

「それは、どうしてなのでしょうか」と町会長。

「息子の潜在意識に聞くことができないので、確信はないのですが、腎兪のツボを自分で治療すると、パワーが上がり、それに伴って、治療効果が大きくなるからではないかと推定しています。」

「息子さんが自己治療をすると、陽のパワーが強くなり、治療効果が上がるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。至宝三鞭丸を飲んだ場合には、肺虚がひどい人は爪が緩まないので、治療に限界があるというのも理由の一つだと思います。」

「なるほど。それでは、至宝三鞭丸で、どこまでも腎虚が改善するというものではないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。それで、潜在意識もあまり気にしていないのかも知れません。また、脳をどこまで緩めることができるかが、至宝三鞭丸が、どこまで効くかを決定する最大の要素ということもあります。」

「人間は、経絡の連鎖で内臓の機能が低下すると、脳の機能も連鎖して機能低下してしまうということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。漢方や経絡治療は、脳が反応して治療効果が生じるので、脳の機能低下が大きいと思ったような治療効果は得られないのです。」

「なるほど。渡辺さんや息子さんのように脳が経絡的に緩んでいれば腎臓の機能が上がるが、もっと上げたければ、もっと脳を緩めなければならないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。理論的には、そういうことなのですが、僕も息子も能力に限界があるので思うようにはいかないのです。」

「至宝三鞭丸を多めに飲んだら、どうなのですか」と町会長。

「今回購入した医薬品の至宝三鞭丸は、一度に8丸、1日3回飲むように書いてあるのですが、息子は1週間に1丸しか飲んでいません。」

「効果がはっきりしているのに、1週間に1丸しか飲んでいないのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。先ほど言ったように、爪が緩まないという問題があるので、先ほど話した対角法で目が覚めたときに爪を緩める治療をしています。」

「至宝三鞭丸の効果が大きすぎると、爪を緩めるのが難しくなるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「しかし、1週間に1丸で、効果があるのですか」と町会長。

2021/8/20

※至宝三鞭丸は、この話の直後にアマゾンでバカ売れしたため、中国の輸出規制の対象になってしまいました。

<それじゃあどうする29>
それじゃあ、筆者は得意の絶頂にあるかというとそんなことはない。この若返りと一緒に起こった動体視力の上昇で、人生最大とも言える大ピンチの状態にある。

2022年の8月に高段者問題を解いた時には、1問解くのに平均30秒くらいで解いていた。単純計算すれば、135問解くのに67.5分のスピードだ。途中で時間がかかる問題があったとしても、2時間あれば十分だ。

ところが、動体視力が上がり続けている現在、同じスピードでやれば間違いだらけになり、100問連続正解もできない。連続正解するには、スピードを落とし、『2度読み2手読み』から『3度読み2手読み』、さらには、『4度読み2手読み』にするしかなかった。

そこまでしても間違えるのだ。『4度読み2手読み』がしっかりできていても、クリックする時に突然記憶が変化して、あらぬところをクリックしてしまうことがたまにある。それを避けようとして、135問解くのに5,6時間、途中で間違えれば、7,8時間かかる状態になってしまった。これでは、生活が成り立たない。料理もすれば、ご飯も食べる、買い物にも行かなければならない。夏場は、雑草が至るところに生えてくる。除草剤を栗林に散布するのさえ、ままならない。ピーンチ、ピーンチ、大ピンチ。<続く>

2024/8/5