「アミノ酸スコアが100の豆腐を、毎日、食べていても、アミノ酸の欠乏症になってしまうのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。アミノ酸スコアが100の卵も、毎日、食べているのですが、アミノ酸欠乏症なのです。」

「アミノ酸欠乏症とは、どういう病気なのですか」と町会長。

「アミノ酸欠乏症についての説明があるウェブページは、なかなか見つからないのですが、健康ポータルサイトのHelC+に、『体内に吸収されたアミノ酸はたんぱくとして再合成され、体の組織を作ったり、酵素やホルモン、アルブミンなどの血中のたんぱく、抗体などの原料になります。また、アミノ酸やその代謝物がそのまま神経伝達物質になることもあります。従ってアミノ酸が欠乏すると、筋肉たんぱくの崩壊や浮しゅ(むくみ)を呈するクワシオルコールや、血中のたんぱくの低下により、血液中の水分が血管の外へ染み出していき、浮しゅになったり、免疫機能の低下、筋肉の衰え、知覚障害、精神異常…などが現れてきます』という説明があります。」

「渡辺さんは、筋肉たんぱくの崩壊や浮しゅがあるのですか」と町会長。

「僕の場合はHelC+に書いてあるような自覚症状がないので、自分がアミノ酸欠乏症だということに気がついたのは、今年の春になってからです。」

「自覚症状がないのに、なぜ、アミノ酸欠乏症だということに気がついたのですか」と町会長。

「人間は鉄イオンの欠乏症なので、鉄鍋で味噌汁を作っているのですが、今年になって大きな鉄鍋を買って、味噌汁を何日も煮込むという実験を始めました。」

「大きな鉄鍋で味噌汁を煮込むようになったら、アミノ酸欠乏症だということに気がついたということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。冬の間は問題がなかったのですが、春になって暖かくなったとき、息子が『味噌汁が酸っぱい』と言うのです。僕も、飲んでみたら、確かに、酸っぱいのです。」

「味噌汁が腐ってしまっていたのですね」と町会長。

「息子は、明らかに『味噌汁が腐っている』ということを態度で示していました。」

「味噌汁は、時間が経つと腐りやすいのですよ」と町会長。

「その日は、確か、休みの日で、朝ごはんを食べたのが昼頃でした。」

「前の晩に飲んだ味噌汁を煮込んで飲んだのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、前の晩に火を入れてから10時間以上たっていたのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「そんな味噌汁を飲んだら体を壊しますよ」と町会長。

2021/7/7

<水道後記30>
キッチンの北側、北東の角から2メートルほどのところを掘ったのは、キッチンの床下に潜った時、そのあたりで水道管が床下に入ってきているのを見たからだ。そして、これまでの経験だと、水漏れは水道管が接続されているところで起こっていたからだ。

水道管はキッチンの北側を東から西に向かって走っていて、北東の角から2メートルほどのところでチョッパーと呼ばれるT字型の接続部品で枝分かれして、キッチンの床下に入っていると推定された。『水漏れが起こっているとすれば、このチョッパーが怪しい』と思った。それに、元栓を修理した水道屋さんも『塩ビ管は接続しているところで水漏れが起きている』と言っていた。

水道管の隣に床下換気口があったので、外から水道管が埋設されている位置を見つけるのは簡単だった。床下換気口の近くを30センチも掘ると水道管が現れた。水漏れはしていなかった。

水道管は基礎のコンクリートを貫通していたので塩ビ管をポリエチレン管に変えるのは不可能だと思った。幸いにも、キッチの床下で水漏れしているところはなかったので、基礎から30センチのあたりでポリエチレン2層管とつないで様子を見ることになるのかなと思った。<続く>

2024/6/20