「そこまでやれば、酸っぱいみそ汁作りをマスターしたということになるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、酸っぱくなりすぎて、飲むのがきびしいという状態になることがあります。」

「そういうときには、どうしたらいいのですか」と町会長。

「水を加えて薄めるのが基本です。」

「それだけで、酸っぱさが緩和されるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。野菜を加えれば、甘みが出ます。」

「なるほど」と町会長。

「このとき肝心なのは、味噌も一緒に加えて、沸騰させるということです。」

「なるほど。そうすれば、コウジカビが死滅するので、アミノ酸が増えなくなるということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「ところで、『色々なものの欠乏症』ということは、アミノ酸の欠乏症だけではないということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。町会長がご存知のように、ビタミンCやビタミンD3の欠乏症でもあるのです。」

「僕が知らないものの欠乏症もあるのではありませんか」と町会長。

「実は、陽のミネラルで毒性が低いものは、全て自分の体で人体実験をしています。」

「一般には知られていないが、人間が必要とするミネラルというのはあるのでしょうね」と町会長。

「おっしゃる通りです。町会長が驚きそうなものに、ストロンチウムがあります。」

「渡辺さんは、ストロンチウムを飲んでいるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「放射能で白血病になったりしないのですか」と町会長。

「僕が飲んでいるのは放射性同位体のストロンチウム90ではありません。放射能を出さないストロンチウムです。」

「放射能を出さないストロンチウムがあるとは知りませんでした」と町会長。

「放射能を出すストロンチウムは、ウランやプルトニウムの核分裂でできたものだけで、天然ストロンチウムは放射能を出しません。」

「なるほど。放射能を出さないのであれば、白血病になる心配はありませんね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2021/7/14

<それじゃあどうする2>
院長がだめだとすると、あとを継ぐのは次男ということになる。次男とは1度議論をしているが、院長のような超能力は持っていない。研究者タイプの理論派だ。そして、院長と同じS系のようだ。

筆者が、次男の治療を避けたいと思うのは、次男は超能力がない普通の歯科医と思われるからだ。院長の治療技術の多くを受け継いでいるので、院長が超能力を失った今、次男に治療をお願いすることも考えた。

しかし、院長は商人系歯科医という滅多にいないタイプで、陽好きだ。陰陽が人体に及ぼす影響もある程度理解している。『ある程度理解している』という表現には、深い意味がある。<続く>

2024/6/27