「コロナの感染が広がったとき、非常食にインスタントラーメンを買っておこうとした人が多かったみたいで、アマゾンでは売り切れになっていました。」

「ちょっと、遅かったのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、それで諦めるような僕ではないので、色々探し回ってみました。」

「なるほど」と町会長。

「そうしたら、『昔ながらの中華そば』というのが見つかりました。」

「中華そばとラーメンは、どこが違うのですか」と町会長。

「見た目が違います。」

「見た目が違うのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。ラーメンは麺が縮れていますが、中華そばは、麺がそうめんのようにすらっとしていて、そうめんと同じように紙のテープで束ねてあります。」

「見た目は、そうめんそのものということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。麺の色が違うだけで、どう見てもそうめんそのものです。」

「食感は、どうなのですか」と町会長。

「食感はくちゃっとしていて、ラーメンには及びません。」

「味はどうなのですか」と町会長。

「元々、インスタントラーメンの前身が中華そばなので、基本的には同じなのですが、どのメーカーのものもニンニクが効いています。」

「どのメーカーのものもニンニクが効いているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。しばらくして、アマゾンでラーメンが買えるようになってから、東洋水産の『昔ながらの中華そば』というのに気がついたのですが、この中華そばはラーメンと全く同じです。」

「麺も縮れていて、ニンニクも利いていないのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。食感もラーメンと同じです。」

「作るときも、インスタントラーメンと同じように、どんぶりに入れてお湯を注ぐだけでいいのですか」と町会長。

「『沸騰しているお湯500mlの中に麺を入れ、ほぐしながら3分ゆでてください』と書いてあります。」

「本格派のラーメンと同じように作るのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「他社製品も鍋でお湯を沸騰させたところに麺を入れるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、僕は鍋を使ったことはありません。」

「鍋を洗うのが面倒なのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「しかし、どんぶりでお湯を沸騰させるのは難しいのではありませんか」と町会長。

2021/7/19

<それじゃあどうする5>
院長が保険治療をやっているのだから次男が保険治療をやっているのは間違いない。だから脳の機能低下が進んでいると考えた方が間違いは起こらない。他の患者に『僕ならこう治療します』と言っているのを聞いたこともある。院長の技術をそのまま受け継いでいるということでもない。

S系の歯科医の脳の機能が低下した場合、もしかしたら患者の歯の保存を考えないような治療をする可能性もある。脳の機能が高い時代には、歯の保存を重視した治療をしていることをアピールして患者数を増やそうとするのは一般的だった。しかし、脳の機能が低下すると、そこまで頭が回らず、自分がしたいS的な治療をしてしまうかも知れない。そして、何年も経たないうちに総入れ歯ということになってしまうかも知れない。

他の歯医者さんに行っても、次男より上手に治療する歯科医にめぐり合うことができるという保証はない。頑張って歯医者さんが入っているビルの陰陽をグーグルマップで調べても、陽のビルで治療している歯医者さんの脳のレベルは推定できないので、最終的には自分の体で人体実験をするしか方法がない。

筆者が分かっているのは、日本人の多くが急激な脳の機能低下を起こしていることと、商人系でない普通の歯科医は一般の日本人を上回る脳の機能低下を起こしていることだ。<続く>

2024/7/2