「それでは、ドイツも同じ研究をしていたということですか」と町会長。

「65歳のメルケル首相がトランプ大統領と同じようにマスクが嫌いなのは、偶然とは思えません。」

「しかし、米国やドイツがワクチンを開発していたとすると、なぜ、すぐに大量生産しなかったのですか」と町会長。

「中国が放った奇手のためです。」

「中国は米軍が新型コロナウイルスを持ち込んだと真っ赤な嘘をついただけですよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、ワクチンを開発するには、中国が開発したのと同じ新型コロナウイルスを作って、治験をしていなければなりません。」

「要するに、SARS-CoV2のワクチンを即座に大量生産すると、『米国はSARS-CoV2を遺伝子操作して作っただけでなく、ワクチンも用意してあるではないか』と中国に指摘されてしまうため、ワクチンを使うタイミングが難しくなったということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。SARS-CoV2を兵器として使うには、味方にワクチンを接種しておかなければなりません。」

「なるほど。ワクチンがあるということは、生物兵器として使おうとする意志があることの証拠とされてしまうということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「SARS-CoV2がパンデミックを引き起こす事態になると、ワクチンがあることは絶対に隠さなければならないということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「米国がワクチンを開発していたすると、米国はSARSr-CoVをベースにして、中国と同じウイルスを作っていたということなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。米国がバイオ兵器を研究するのは、実際に使うのが目的ではありません。誰かが、SARSr-CoVをベースにして、既存の知識を使い、感染性が高いものを作った場合、どういうウイルスが作られるかを想定して作っているはずです。既存の知識で感染性が最も高いものを作ろうとすると中国が作ったものと同じものになるのかも知れません。」

「なるほど。そういう事情があれば、ワクチンがあったとしても、簡単には使えませんね」と町会長。

「おっしゃる通りです。中国で感染が始まったころ、僕が最初見たMITのウェブには、ワクチンは既にできていて、必要な国に提供する用意があると書かれていたのですが、数日すると、内容が書き直されていました。」

「なるほど。最初は中国のミスだから、感染を食い止めるために協力しようという意志が米国側にあったということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。数日後に見たときにはワクチンの話は消えていました。中国の動きがおかしいことに気がついたのだと思います。」

「なるほど」と町会長。

「僕も、中国が感染性を隠そうとしていることに気がついたので、中国はアフリカ経由で米国に感染を広げ、経済的な打撃をできるだけ大きく与えようとしていると推定していました。」

「確かに、米国は大変なことになっていますね」と町会長。

2020/7/14

<ムクドリ55>
雀やキジバト、ハクセキレイが人家の周りに巣を作るのは、猛禽類が人家には近づかないからだ。古代人は鷹や鷲が近くを飛んでいれば、弓矢で射落とせたに違いない。弓矢が発明されていない時代でも、襲ってくれば棍棒で叩き落とせたに違いない。

猫も、僕が一緒のときは門に飛び乗って空を見上げ、鷲を見つけて戦うような素振りを見せた。しかし、苔庭を荒らそうとするので庭に侵入されるのを嫌うようになっていた。そして、連休に鷲の声を中門の近くで流すようになると、猫は庭に侵入しなくなったように思われた。猫は鷲が恐ろしいのだと確信した。

『思われた』というのは、猫は侵入していないということを直接確認したわけではない。苔庭が荒らされなくなって、スズメ対策用に設置しておいたおもちゃの蛇がなくならなくなったのだ。今までの経験では、おもちゃの蛇を苔庭に置いておくと猫がどこかに持っていってしまっていた。ところが、今回は1匹もなくなっていない。<続く>

2023/6/27