「それでは、トランプ大統領が選出された選挙は、ドナルド・トランプを大統領に選出するように計画された選挙だったということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「あの選挙では、ドナルド・トランプ大統領自身が、新聞記事などを操作していたとお考えなのですか」と町会長。

「大統領になる前のドナルド・トランプに、新聞記事を操作したり、NPO法人を自由に使ったりするだけの力があったとは思えません。」

「それでは、米国を支配するユダヤ系アメリカ人の意志だということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。20年以上前からゲーム理論には興味があったのですが、たまたまPRESIDENT onlineの2016年3月14日号に浜田宏一イェール大学名誉教授の『ゲーム理論で楽しく学べる「戦争と平和」』という記事があるのをウェブ検索で見つけました。」

「『ゲーム理論』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアには、『ゲーム理論とは、社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問である・・・ゲーム理論の対象はあらゆる戦略的状況。「戦略的状況」とは自分の利得が自分の行動の他、他者の行動にも依存する状況を意味し、経済学で扱う状況の中でも完全競争市場や独占市場を除くほとんどすべてはこれに該当する。さらにこの戦略的状況は経済学だけでなく経営学、政治学、法学、社会学、人類学、心理学、生物学、工学、コンピュータ科学などのさまざまな学問分野にも見られるため、ゲーム理論はこれらにも応用されている』と説明されています。」

「ブラウザゲームで勝つための理論ではなく、経済学や経営学、政治学などが関係した難しい理論なのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。浜田宏一イェール大学名誉教授の記事には、『先日、米国の外交問題評議会に呼ばれたので、「ゲーム理論と外交の関係についてお話ししましょう」と提案したところ、「ゲーム理論という言葉を口にした途端、誰も聞いてくれなくなります」と、瞬時に却下されてしまった』と書いてあるのです。」

「米国では、ゲーム理論を外交問題に使うのはもってのほかと考えているのでしょうか」と町会長。

「浜田宏一イェール大学名誉教授の記事には、『現実社会で活用が進んでいるのは主に経済の分野で、実際に政治に関わる人たちはゲーム理論に理解がない』とも書かれています。」

「それは変ですね。ウィキペディアには、政治学、法学、社会学にも応用されていると書いてあるということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕も変な話だと思いました。おそらく、政治、外交問題に関するゲーム理論の研究には、バイオ兵器の研究と同じで米国国籍を持った人でないと参加できないのだと推測しました。」

「なるほど。」

「Googleが、AIの学習サイトを公開していますが、政治、外交問題などで米国が使っているのは、公開しているものより何世代も進んだものだと推定しています。」

「ゲーム理論はAIが関係しているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。社会や自然界における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的なモデルを用いて研究する学問なのでコンピューターを使うのが基本になります。例えば、コンピューター同士でポーカーを対戦するとき、どういう戦略を取れば、相手に勝てるかというのはゲーム理論の研究対象になります。」

「なるほど。ゲーム理論はどういう戦略を取れば相手に勝てるかということをコンピューターを使って研究する学問なのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ですから、どういう戦略を取れば、米国の大統領選挙で勝てるかというのもゲーム理論の研究対象になります。」

「なるほど。ドナルド・トランプが大統領になった選挙でAIを使ったゲーム理論が使われたとお考えなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2020/7/8

※ ウクライナ戦争は、米国の対中戦略の一環として、このゲーム理論を使って引き起こされたと推定している。第1手は、2021年の米軍のアフガニスタン撤退だった。

ウィキペディアの『2014年クリミア危機』に『2014年2月23日、セヴァストポリの親露派住民が住民集会で、キーウからの如何なる指示にも従わないことを決議し、独自の「人民市長」を選出した。

2月26日には、親ロシアのコサック率いる数千人のデモ隊が、ウクライナ暫定政権を支持するイスラム教タタール人の同規模の勢力と衝突した。同日、ロシアのプーチン大統領はウクライナとの国境付近を含むロシア西部と中部での緊急軍事演習を命じた』と書かれているように、プーチン大統領は、2014年にはウクライナの侵略を開始している。その後のロシアの動きを見ると、この時点でウクライナを支配下に置こうとする意志があったと推定している。日本国民が北方領土を取り戻したいと考えているように、ロシア国民もウクライナを取り戻したいと考えているのだ。

米国は、2021年の米軍アフガニスタン撤退により米軍の弱体化を装った。そして、ロシアは世界最強の軍隊を持っていると思い込み、ウクライナ侵攻を開始したのだ。米国は、当初、ウクライナによるゲリラ戦を予想していたと推定しているが、ロシアによるウクライナの腐敗を憎んでいたゼレンスキー大統領のおかげで、米国の予想を上回る結果となっている。

その結果、中国は、当初の予想を超えて追い込まれている。中国は、今や、米国の恐ろしさに震えているのだが、局面を打開するための方策が思いつかないようだ。米国は、ブリンケン国務長官を派遣して、追い込まれた中国が過激な行動を起こさないように気を使う余裕がある。

<ムクドリ51>
朝5時頃低空飛行で飛んできて着陸を試みたのは、僕をこれ以上刺激しない方がいいと考えた信玄雀が、僕が庭にいない時間帯を選んだためだと推定している。なぜなら、最近、庭に雀がいるところを見たことがない。信玄雀は、『雀は絶対に庭に降りない』と僕に思わせたいのだ。これ以上大きな木がなくなると、雀には不都合だということに信玄雀は気がついたのだ。

キンモクセイや柿の木に止まるのが難しくなったので、この日だけでなく、同じ時間帯に、いろんなことを何度か試したに違いない。キンモクセイや柿の木に止まるのが難しくなると、雀が庭に降りようとした時、何が起こるのか実験を繰り返し、分析していたのだと推定している。

スナゴケではなく、ハイゴケが生えているところに着陸しようとしたのにはわけがある。スナゴケは荒らしやすいので、雀が荒らす標的になるが、ハイゴケやチョウチンゴケ、スギゴケは、体力がない雀には荒らせない。

信玄雀は、強度があるハイゴケにつかまって着地しようとしたのだ。成功したのは1羽だけだった。2羽が失敗したのは、低空飛行している時のスピードが速すぎるためかも知れない。いったん、キンモクセイや柿の木の小枝に止まって、衝撃を緩和してからの方が地面に着地しやすいのかも知れない。鳥の中には、地面に降りない鳥もいるようなので、雀も地面に直接降りるのは心理的な抵抗があるのかも知れない。大木の小枝に止まれば、安全に猫がいるかいないかをチェックすることもできる。<続く>

2023/6/21