「経済新聞なので、韓国のコロナ診断キットについての3月20日の時点の情報が詳しく書いてあります。」

「経済新聞は、情報が詳しいのですか」と町会長。

「情報が経済的な成功や失敗に結びつくことがあるので、経済新聞は早くて、正確な情報を伝えようとする傾向があります。」

「なるほど。大衆新聞より信頼性が高いということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。特に、情報が専門的な分野に及ぶという点が大衆新聞と違います。」

「なるほど。」

「3月20日のMK NEWSに『韓国製「コロナ診断キット」...なぜ世界が注目?』という記事に、『世界を恐怖に追い込んでいる「コロナ19」の急峻な感染拡散速度にブレーキをかけ、死亡者を最小限に抑えることができる最良の方法は、広範な早期診断の実施だ。早期診断により、確定者をすばやく見つけて隔離する一方で、治療時期を早めると致死率を大幅に落とすことができるからだ。これと関連し、世界中から優れた診断精度を誇る韓国のコロナ19診断キットに熱烈な求愛の手を伸ばしている。米国食品医薬品局(FDA)が韓国のコロナ19診断キットメーカーに直接連絡を取って、米政府に診断キットの緊急承認要求を行って欲しいと要求するほどだ』と当時の状況が記載されています。」

「『世界中から優れた診断精度を誇る韓国のコロナ19診断キットに熱烈な求愛の手を伸ばしている。米国食品医薬品局(FDA)が韓国のコロナ19診断キットメーカーに直接連絡を取って、米政府に診断キットの緊急承認要求を行って欲しいと要求するほどだ』と記載されているということですが、米国で使ってみたら、『検査に時間がかかったり、擬陽性が多数出るなどの欠陥があって使用が断念された』というレベルのものだったのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「韓国製『コロナ診断キット』というのは、韓国が独自に開発した診断法で、米国では作れなかったのですか」と町会長。

「MK NEWSの記事には、『感染症を診断する方法には「分子診断法(RT-PCR)」と「抗原抗体検査」そして「培養法」の3つがある。国内でコロナ19の確定判定に使用する「RT-PCR(Real-Time reverse transcriptation Polymerase Chain Reaction/リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応)」は分子診断法によって、遺伝子の塩基配列を利用して診断を下す方式だ』という記載があります。」

「韓国製『コロナ診断キット』で使われている『RT-PCR』というのは、韓国独自の技術なのですか」と町会長。

「ウィキペディアの『ポリメラーゼ連鎖反応』に、『ポリメラーゼ連鎖反応(ポリメラーゼれんさはんのう、英語: polymerase chain reaction)とは、DNAサンプルの特定領域を数百万~数十億倍に増幅させる反応または技術。英語表記の頭文字を取ってPCR法、あるいは単純にPCRと呼ばれ・・・1983年にキャリー・マリス(Kary Mullis)によって発明され、ノーベル賞を受賞した』という記載があります。」

「それでは、韓国独自の技術というわけではないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。韓国でノーベル賞を受賞したのは、2000年に金大中大統領が受賞した『平和賞』1個だけです。科学関係のノーベル賞は受賞したことがありません。」

「なるほど。」

「診断薬・医療機器事業会社ロシュ・ダイアグノスティックスのウェブサイトに、『ロシュがPCRの権利を取得したのと同じ年である1991年に、熱に耐えることができてRNAからDNA鎖を作ることができる酵素を使用した逆転写PCR(RT-PCR)が開発され、RNAウイルスの診断検査を促進しました』という記載があります。」

「それでは、RT-PCRというのは、ロシュが1991年に開発した古い技術なのですか」と町会長。
 
「おっしゃる通りです。RT-PCRは、感染症の診断に使われる一般的な方法で、エイズの診断などにも使われています。」

「『ロシュ・ダイアグノスティックス』というのは、どこの国の会社なのですか」と町会長。

「スイスのバーゼルに本拠を置く世界的な企業です。」

「それでは、米国や日本やヨーロッパなどでも、一般に使われている方法ということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2020/12/30

<パナソニック乾燥機NH-D502P後記34>
複合サッシの最上部がモルタル壁と接する部分から雨が染み込むとすれば、4メートルほどの長さがあるところをコーキングしなければならない。しかし、シャープ化学のシャーピーシリコーン シーラントは捨ててしまっていた。戸袋の最上部をコーキングした時、『戸袋の上部をビニールシートで覆うだけで雨漏りは止まるのだから、これで雨漏りは止まるはずだ』と思ったからだ。『失敗した。アマゾンでもう一度買わなければならない。この次は、シーラントの先を切った所に、竹製の割り箸の先を切って差し込み、再利用ができるようにしておこう』と思った。<続く>

2023/12/13