＜心虚で進むアホポン化（９）可能性はまだあるのか１＞

臂臑（ひじゅ）の重要性に気がついた深谷伊三郎を除く天才治療師が全て若死にしたのを承知で３０年以上経絡治療をしてきた。死にかけたことも二度ある。今回はそこまでは行ってはいない。この程度のことで全日本優勝を諦めるような僕ではない。

実際、可能性が全くないわけではない。厳しい心虚がどこまでも続くのは間違いないが、不思議なことが起ったのだ。7月に梅澤さんに惨敗してから毎日詰碁を２００問していた。６月の動体視力が高いときでさえ、高段者レベルの詰碁を解く平均速度が１問３０秒を切ることはなかった。ところが、動体視力が思いきり下がってしまった８月初旬に３０秒を切っている。その後、脳の一般的な機能低下が起ったため、問題数も１３０問にまで落とし、絶対にミスをしないようにスピードを落として詰碁をして来た。最近、試しに、普通のやり方で３０問解いてみると、１問３０秒だった。実に興味深いことである。

今年になって日ごとに動体視力が上がり、脳の機能も上がって、卓球の技術も日ごとに上達したことは既に書いた。当然、詰碁を解くスピードも上がるはずだと思って、毎日時計を見ながら挑戦したが、詰碁を解くスピードは全く変わらなかった。ところが動体視力が下がり、脳の一般的機能が下がりはじめたら、突然、詰碁を解くスピードが速くなったのだ。ここに６月時点の卓球の能力を再び手に入れる鍵があると思った。

2022/9/2６

＜お知らせ＞
卓球レポート１５　下がる動的動体視力VS上がる静的動体視力（８）＜心虚で進むアホポン化（７）核戦争２；https://eisakubun.net/articles/view/secret/%E5%8D%93%E7%90%83%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%EF%BC%91%EF%BC%95%E3%80%80%E4%B8%8B%E3%81%8C%E3%82%8B%E5%8B%95%E7%9A%84%E5%8B%95%E4%BD%93%E8%A6%96%E5%8A%9BVS%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8B%E9%9D%99%E7%9A%84%E5%8B%95%E4%BD%93%E8%A6%96%E5%8A%9B%EF%BC%88%EF%BC%98%EF%BC%89＞に追記しました。