<梅澤さんはファイザーを2回打っていた!>

25日に電話をしてみようと思ったが、事務の女性が電話に出て『梅澤はいません』と言ったら、どうしようと思った。月末だから僕から電話があると思って電話に出ないようにしている可能性が高い。

昔、僕が上達して社長に勝てそうになったとき、サーティスで2年連続したばかりの社長の息子さんが月に1回10試合してくれていたのが中止になり、しばらくすると社長は僕との試合はしなくなってしまった。戦わなければ負けないということらしい。梅澤さんは、『社長に「渡辺さんとやったら」と言ったんだけど、いやがっているんだ』と言っていた。

今考えれば、サービスの1点をやって楽勝していた相手に負けたくなかったのだ。梅澤さんも同じに違いない。梅澤さんは社長と違い、体重が落ちないのが原因で僕に連絡してこないのだから、事務の女性に、『コロナが収まらないので試合の延期について相談しようと思たのですが』と言って切り、もう一度電話をすれば本人が出るに違いないと思った。

丸善スポーツに電話をすると、予測した通り女性が出て『梅澤はいません』と言った。そこで筋書き通りに『コロナが収まらないので試合の延期について相談したかったんですが。また後で電話してみます』と言って電話を切った。いつもなら、梅澤さんがいないときには、時間をおいてから電話するのだが、今回は1,2分してから電話してみた。すると、案の定、梅澤さんが出た。

ラバーのやり取りのとき、『ワクチンを2回打った』という話は聞いていたので、『梅澤さんはどのワクチンを打ったのですか』と話を切り出した。

『ファイザーを2回打ちました。渡辺さんは何を打ったのですか』と梅澤さんは言った。

『そんなもの打ってはいませんよ。うちの息子が最近モデルナの3回目を打ったら頸椎の1番が固まって気が流れなくなってしまったんです』と情報を教えた。

すると、『2回までなら大丈夫だが、3回打つと問題が起るということがあるんですか』と聞いてきた。

『実は、息子の頸椎1番はゲームのやりすぎで固まっていたので、1回目と2回目を打ったときには問題に気がつかなかったのです。3回目を打つ少し前に頸椎1番が緩んできたので問題に気がついたのです。』

『それじゃあ、モデルナは1回打っただけでも頸椎の1番に問題が起るんですか』と梅澤さん。

『モデルナだけじゃあないですよ。ファイザーを打っても頸椎の1番は固まってしまいます。モデルナもファイザーも陰です。陽なのはアストラゼネカだけです。』

『ファイザーでも頸椎の1番が固まってしまうのですか』と梅澤さん。

『そうなんですよ。頸椎の1番が固まってしまうと連動して腰椎の5番の可動性が低下するので、走っても体重が落ちません。』

梅澤さんは何も言わないで黙って聞いていた。

『梅澤さんはバックからサーブを打てますよね。』

『ええ』と梅澤。

『梅澤さんの場合三里が緩んでいるので、バックから100本連続でサーブを入れれば頸椎の1番が緩みます。緩むと体が変化するで分かります。頸椎の1番が緩んだら毎日5キロも走れば体重が減りますから』と説明した。(続く)

2022/4/28