「町会長と同じ方法ですよ。」

「僕は脳の軟膜の可動性を調べたことはありませんが」と町会長。

「町会長は電気がご専門だったと思いますが、小さい頃から電池で動く模型を作るのが好きだったのではありませんか。」

「おっしゃる通りです。」

「電池で動く模型を作ると体の調子が良くなったのではありませんか。」

「おっしゃる通りです。子供の頃は体が弱かったのですが、電池で動く模型を作ると体が軽くなって、元気が出るのです。」

「それは、町会長の脳が、電池で動く物を作ったことに対して、経絡を緩めるという反応をするためです。」

「なるほど。そういうことなのですか」と町会長。

「動かないものを作っても、脳は同じ反応を示しますが、電気で動く物を作ると神経系が緩むため、手足の可動性が大きく上がります。」

「神経系が緩むので体が楽になるのですか。しかし、脳の軟膜の研究はしたことはありませんが」と町会長。

「脳の模型を作って、軟膜の研究をしたのは僕です。」

「脳の模型を作ると脳が緩んで可動性が上がるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。脳の模型を作ったとき、今までできなかった卓球の技ができれば、脳の機能が上がったことを確認できますが、できない場合は、反対側の卓球台の端あたりに反射板を置き、バックハンドで何本続けて打てるか数えて比較すれば、動体視力の変化がチェックできます。」

「先ほど話された受験生が飲んでいるサプリの脳に対する効果をチェックする場合には、サーブが何本入るか比較するということでしたが、今回はバックハンドでチェックしなければいけないのでしょうか」と町会長。

「おっしゃる通りです。Ultra Omega-3の場合、サプリで脳がサーブをコントロールする能力が上がることをチェックしたのですが、今回は動体視力が上がったかどうかをチェックしなければならないので、サーブではチェックできません。」

「そういえば、動体視力が上がるとサーブが入らなくなるということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。動体視力が上がるとサーブとフォアハンドが不安定になるのですが、バックハンドが安定して入るようになります。」

「なるほど。バックハンドが反射板を相手に長く続くようになれば、動体視力が上がったことになるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「その方法では脳の模型を作ると脳が緩んで動体視力が上がることはチェックできても、軟膜が緩んで、脳の機能が上がったことはチェックできないのではないでしょうか」と町会長。

2019/12/27