「屋外で塗装できなければ、卓球台の塗装はあきらめるしかないということでしょうか」と町会長。

「水性のペイントを刷毛で塗れば、できなくはありませんが、素人がきれいに塗装するのは難しいと思います。どうしても塗装したい場合は、練習用の薄い板を別に購入して、練習する必要があると思います。」

「なるほど。スプレーで塗装するとき注意しなければならないことがありますか」と町会長。

「塗装する前に棚を組み立てておきます。」

「棚の上に卓球台を載せて塗装するのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。1回できれいに塗るのは、難しいので1回塗装して、乾くまで待ち、ぬりむらをチェックします。」

「塗装は2回した方がいいのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。表面の仕上がりぐあいや、ぬりむらに問題がなければ、1回で止めておきます。表面の仕上がりぐあいや、ぬりむらに問題を感じたら、問題に合わせて2回目の塗装をします。スプレーは台の上面を先にし、体で擦る可能性がある側面は後からします。」

「白い線を入れるのは、どうしたらいいのでしょうか」と町会長。

「ここまでは、頑張れば、誰でもうまく行くと思いますが、白い線を入れるにはマスキングの技術が必要です。」

「マスキングと言いますと?」

「緑に塗装した面に、粘着力が弱い塗装用のマスキングテープを貼って、不必要なところに白いスプレーがかからないようにすることです。」

「台一面に貼らなければならないのですか」と町会長。

「そこまでやると剥がすのも大変なので、端の太い線の内側と、中央の細い線の両側と、台の側面に幅が5センチぐらいのマスキングテープを貼ります。側面は幅が狭いものでも構いません。」

「白線をスプレーするときに、テープが貼ってないところにスプレーがかかってしまうのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。それを避けるために、台の上面に貼ったマスキングテープの上に両面テープを貼り、マスキングテープが貼っていないところにサランラップをかけます。サランラップは、マスキングテープの上に貼った両面テープで固定します。」

「なるほど。白線をスプレーするところにサランラップがはみ出さないように貼るのが難しそうですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「他に気を付けなければいけないことはありませんか」と町会長。

「マスキングは緑の塗装が完全に乾いてからにしてください。乾いたと思たら、側面の目立たないところに、マスキングテープを強く押すようにして貼り付け、剥がしたところに問題が生じないことを確認してください。」

「なるほど。マスキングテープは粘着力が弱いものでないと、剥がすときに緑の塗装面に問題が生じるかもしれないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。実際に貼るときには、厚めにスプレーしたところが生乾きになっていないかどうかもチェックしてください。場合によっては、乾燥するまで2、3日待たなければならないこともあると思います。」

「マスキングテープは強く押すようにして貼った方がいいのでしょうか」と町会長。

「台の上面に貼るときは、剥がすときに痕が残らないように、軽めに貼ります。」

「なるほど。乾いているかどうかチェックするときだけ、強く押すようにして貼り付けるということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。白線のスプレーは、1回だけにしてください。多少むらがあっても、『線が入っていればいいや』くらいの気持ちでやれば、失敗しないと思います。」

2020/3/8