「小学生の頃から囲碁ソフトで遊んでいると、詰碁を解くのは簡単でしょうね」と町会長。

「残念ながら、僕は詰碁の重要性が分かっていなかったのです。」

「小学生の頃から対戦型の囲碁ソフトで遊んでいても、詰碁を解くのは難しいということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「対戦型の囲碁ソフトで遊んでも、脳の機能低下を止めることができないということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ネアンデルタール人が9路盤の囲碁をしていたと推定するのは、そのためです。」

「なるほど。なぜ、詰碁だと脳の機能低下の改善ができるのですか」と町会長。

「ウィキペディアの『囲碁』に、『中国碁は前漢時代17路盤であったと考えられている』という記載があります。」

「前漢時代というと、紀元前ということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『前漢』に、『前漢(ぜんかん、紀元前206年-8年)は、中国の王朝である』という説明があります。」

「『17路盤であったと考えられている』と記載されているということは、棋譜が残っていないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。棋譜がない時代に詰碁はできません。」

「詰碁は、詰碁の問題が書いた本がないとできないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、ネアンデルタール人は、囲碁ができても詰碁はできなかったことになりますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『忘憂清楽集』に、『忘憂清楽集は、中国の古典的な囲碁に関する棋書で、現存する最古の棋書とされている・・・北宋末期に、八代皇帝徽宗の待詔で、囲碁の国手とされる李逸民によって編集され、南宋初頭に印刷された。現存する原書は北京図書館所蔵の1式のみとされる。囲碁論、打碁の棋譜、定石、詰碁などが集められ、この時代の囲碁のルールや、打ち方についての貴重な資料となっている』という記載があります。」

「『南宋初頭』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『南宋』に、『南宋(なんそう、1127年-1279年)は、中国の王朝の一つ』という説明があります。」

「なるほど。棋書が書かれたのは、古代ではないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、ネアンデルタール人が詰碁をしているはずがありませんね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「詰碁は、まだ、自然淘汰の洗礼を受けていないので、機能低下した脳を改善することができるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「詰碁の重要性が理解できたような気がしますが、先ほどの話だと、小学生の頃から囲碁ソフトで遊んでいても、詰碁を解くのは簡単ではないということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。息子の場合、初級の詰碁が100問連続で正解できるようになるまで、3年かかっています。」

「小学生の頃から囲碁ソフトで遊んでいても、初級の詰碁が100問連続で正解できるようになるまで、3年もかかるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2021/4/14