「陰のものを見たり、触ったり、食べたりすると、気持ちがいいように進化しているということは、自ら経絡で死ぬように進化しているということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。残念なことに、陰陽が分かる天才系の人も経絡は分かりません。」

「経絡が分からないと、どういう問題が起こるのですか」と町会長。

「例えば、陰陽が分かる建築士を知っていますが、仕事に必要なので陰の車を持っています。」

「陰陽が分かる、天才系の建築士でも、仕事に必要なら陰の車を買ってしまうのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。施主の予算が十分にない場合は、仕事は断らないで、低価格でできる陰の家を建てます。」

「仕事ですから、それは仕方がないのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、経絡が分かり、その家を建てると何年寿命が縮むか分かれば、建てないかもしれません。」

「なるほど。」

「石塔は、陰のものが多いのですが、陰の石塔で10年前後寿命が縮むことが分かっていれば、お墓など作らないかもしれません。」

「陰の石塔を建てると、10年前後寿命が縮むのですか」と町会長。

「大雑把に言うと、そんなものだと思うのですが、陰の石塔で体力が低下して、そのために身体に悪いことをしなければ、数年で済むかもしれないし、陽の石塔を建てても、体力が上がってスポーツを体力の限界までやるようなことがあれば、寿命が縮むという結果になるかも知れません。」

「なるほど。陽の石塔を建てて、体力が上がっても、そのためにスポーツを体力の限界までやるようなことがあれば、寿命が縮むのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。人間は、種としての進化では早死にするように脳が進化していますが、個としての進化では長生きするように進化しているということもあるので、正確に何年ということができません。」

「なるほど。正確に寿命を予測するのは難しいということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。潜在意識は分かっているようですが、意識が支配できる脳の領域は狭く進化しているようで、意識には分からないようになっています。」

「なるほど。」

「コロナ下で、自殺する人が増えていますが、普通、意識は長生きしたいと思っています。」

「そうですよね」と町会長。

「ところが、潜在意識は早く死のうとしているようなのです。」

「潜在意識は早く死のうとしているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。困ったことに、潜在意識の方が意識より頭がいいようなのです。」

「なぜ、そんなことが分かるのですか」と町会長。

「陰陽が分からない人でも、潜在意識は陰陽も分かるし、経絡さえ分かっていると思われるからです。」

「それは驚きですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。それで、陰陽が分からない普通の人間は、潜在意識が『あのジュースは、見ただけでいい感じだし、飲んだらおいしいだろうね』とささやくと、潜在意識のささやきを自分の考えだと思って、強い陰のジュースを飲んでしまうのです。」

2021/3/15