「骨化している頭部の皮膚が緩むと髪の毛が増えると考えているのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。肝虚肺虚による骨化した皮膚で頭部が覆われているということは、肺虚が十分改善していないということですから、経絡の理論に間違いがあったわけではありません。骨化した皮膚も緩んできているので、治療法も問題はないと思っています。」

「可能性は十分あるとお考えなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。卓球で全日本に出場することについても、静的な動体視力は上げないで、動的な動体視力を上げることで、何とかしようと思っています。」

「『静的な動体視力』というのが理解できないのですが」と町会長。

「二種免をとるときの動体視力が『静的な動体視力』で、卓球に必要なのが『動的な動体視力』ですが、多分、眼科医でも、動体視力が2種類あることは知らないと思います。」

「それでは、僕が知らないのも当たり前ですね」と町会長。

「しかし、スポーツ選手には感覚的に分かっている人がかなりいます。例えば、テニスの選手は、相手がサーブを打とうとするときに軽くジャンプします。すると、動的動体視力にスイッチが入って、ボールが見えやすくなります。サッカーのゴールキーパーも相手の選手が打とうとした瞬間、軽くジャンプします。スポーツ選手がジャンプするのは、動的な動体視力を意識してやっているわけではないと思います。そうした方が動きやすいと考えているのではないでしょうか。」

「動的動体視力だけを上げる方法があるのですか」と町会長。

「実は、卓球のトッププレーヤーには、2種類のタイプがあります。一つは、伊藤美誠選手のように陰陽が分かる天才系の選手で、静的な動体視力と動的な動体視力の両方が高いという特徴があります。もう一つは、張本智和選手や水谷隼選手のように動的動体視力が高いタイプです。僕は、張本君を目指しています。」

「ジャンプすると動的動体視力が上がるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。動いていないと動的動体視力にスイッチが入らないので、一流の卓球選手の動画を見ていると、相手がサーブを打つ前に動いています。動いた方向が間違っていた場合には、途中で方向を修正してサーブを返球しています。第一歩が間違った方向であっても、動体視力を上げた方がレシーブが容易だからです。」

「なるほど。しかし、動体視力が2種類あるというのは不思議ですね」と町会長。

2019/10/26