「黒々ふさふさになる可能性はあると思っています。水指を割って捨て、肥田式を毎日くりかえすようになってから気がついたことがあります。」

「肥田式を繰り返すと以前には起こらなかった変化が起こったのですか」と町会長。

「体の変化は質的にも量的にも変わってきましたが、もっと重要なのは、今まで皮膚の硬結を筋肉の硬結と勘違いしていたことに気がついたことです。」

「硬結と言うのは、確か、皮膚や筋肉などが固くなったところでしたよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕の体は2歳の時の肺炎による高熱で固まってしまったので、頭や脛や肘が骨のように固くなっています。1回目の若返りのとき皮膚が緩んで柔らかくなったので、その下の硬結は筋肉が骨のように固くなっているものとばかり思っていたのですが、緩むようになってから皮膚だと気がつきました。」

「皮膚がそんなに固くなるのですか」と町会長。

「最初は骨だと思っていたくらい固いので、皮膚が固まったものだとは想像もできませんでした。もし、息子が同じように皮膚が肝虚肺虚で固まれば、間違いなく死にます。もう少し体が硬いタイプの人であれば、ガンとか現代医学ではどうにもならないような病気になって死ぬことが多いと思います。父とか母は僕と同じ体質なので、軽度の肝虚肺虚では死なないのですが、皮膚が骨化すると死ぬかもしれません。このタイプの人は、普通、父のようにガンで死ぬか、母のように経絡による全身の委縮に伴い、頭部が委縮して、脳の機能が低下したために、死んでしまいます。」

「脳の機能が低下すると死ぬのですか」と町会長。

「戦前と比べると平均寿命が30年近く伸びているので、老衰で死んだと言われる人の多くは、脳の機能低下で、考えられないような馬鹿なことをして亡くなってしまうケースが多いと推定しています。典型的な例としては、退職した方の奥さんが亡くなると、ご主人もすぐ亡くなってしまうというケースがあげられます。会社で立派に仕事をしていた方でも、加齢による腎虚に伴って膀胱系が固くなり、脳が機能低下しているので、全く新しいタイプの仕事には対応できなくなります。奥さんが亡くなると、家事はやったことのないタイプの仕事になるために、まともな食事ができなかったり、生活が乱れたりして、1、2年で亡くなってしまうことが多いと言われています。」

「確かに、奥さんが亡くなると連れ添うように亡くなってしまう方が多いですね」と町会長。

「話が少し脱線してしまいましたが、実は、骨化している皮膚が緩んでいるところに希望があるのです。」

2019/10/25