「実は、ゲームにも陰陽があるんですよ。それに気がついたのは数年前です。小学生の時、将棋を同級生と時々やってしまっているんですよ。おまけに、将棋の本も買っています。」

「でも、その頃は肥田式はやってないのでしょう」と町会長。

「もちろん、名前さえ知りませんよ。何年か前に気がついて、囲碁の棋士と将棋の棋士の平均寿命をウェブで調べたことがあるのですが、10歳近く違っていました。」

「10歳も違うんですか」と町会長。

「実際には、囲碁の棋士で将棋をやる人が多く、将棋の棋士で囲碁をやる人も多いようなのですが、どちらが専門かによって10歳も違ってしまうんですね。」

「将棋をやると、足の小指の外側から出て、足の裏側を上がり、背中を上がって、首を通り、頭の中心線の両脇を通って、目に達する膀胱系が虚して、脳の機能が低下します。その結果、年を取るとボケるのが早くなり、亡くなるのも早くなります。」

「スマフォでやるゲームはどうなんですか」と町会長。

「スマフォ自体が陰だと最悪ですね。なんと東北大がスマフォでゲームをやる人を3年がかりで調査し、『長時間ゲームをする子どもの脳内では、高次認知機能や記憶、意欲に関わる前頭前皮質や海馬などの領域で発達の遅れが見られた』という論文が米精神医学雑誌「Molecular Psychiatry」電子版に掲載されています。」

「スマフォでやるゲームで陽のものはないのですか」と町会長。

「ゲームで陽なのは囲碁だけです。スマフォが陽であれば、対戦をしても、詰碁をしても、体が緩みます。」

「スマフォが陰だと肥田式の効果がなくなるだけではないのですね」と町会長。

「東北大の調査で、前頭前皮質の発達が遅れるというのは陰のゲームの影響なのですが、海馬の発達が遅れるというのは、スマフォが陰のためです。陰のスマフォを使っていると耳の可動性が低下して、聴力が落ちるのですが、実は、耳と連動して海馬の可動性が低下し、記憶力の低下が起こります。」

「海外での研究はあるのですか」と町会長。

「だいぶ前ですが、ロイターにゲーム中毒で麻薬中毒に表れる症状を発症するアメリカ人の子供が増えているという記事が載っていました。フロリダやニューハンプシャー、ペンシルベニアなど各州の精神衛生センターでは、入院してネット中毒を治療するサービスも提供しているそうですよ。WHOも最近『ゲーム障害(Gaming disorder)』を国際疾病分類の1つに認定しています。」

「陰のスマフォでゲームをするのは恐ろしいですね。ところで、なぜゲームの中で囲碁だけが陽なのですか」と町会長。

2019/10/30