「経絡は小脳が支配しているのですが、陰陽に対してアナロジー的な体の変化が起こります。陽のものを作ったときの体の変化は、電気がご専門なのでご存知だと思うのですが。」

「もしかして、扇風機を作ると首が楽になるというようなことでしょうか」と町会長。

「おっしゃる通りです。水指を割ったとき、小脳はアナロジー的な体の変化を起こしました。具体的に言うと、頭と顔が緩んだのです。これで若返るかと言うと、普通は、若返りません。例えば、陰の目や陰の爪がある指が緩まないと、寝ている間に緩まないところを中心にして体が縮んでしまうからです。」

「人間の体が年周期と日周期で縮んだり、緩んだりしているためですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。先ほど話した肥田春充が何歳で亡くなったか調べたことがあります。73歳で亡くなっています。病気ではなく、何も食べないで亡くなっています。昔、禅宗の高僧が座禅を組み、何も食べず、生きたまま成仏した人がいるそうですが、座禅を組んでいなかった点を除けば、同じようにして亡くなったようです。」

「73歳と言うと、死ぬにはまだ早すぎますね」と町会長。

「戦前の平均寿命が50歳くらいなので、当時としては、長生きの方に入るのではないでしょうか。ウェブで晩年の画像検索をしてみると、両手の指に全く気が流れていませんでした。若いときの写真では、指がわずかに緩んでいるようなのですが、第一関節から先が緩んでいません。こういう状態だと、寝ている間に、指を中心にして体が縮んでしまいます。」

「人間の体が年周期と日周期で縮んだり、緩んだりしているためですね。どうして、指は緩みにくいのですか」と町会長。

「小脳が、アナロジー的連動性で、他の臓器を縮めるためです。例えば、指が縮むと連動して眼筋や額、毛根などが縮みます。額がアナロジー的連動性で縮むのは、理解しかねるところがあるのですが、進化の中で偶発的に起こったことなので、アナロジー的とは言いがたい場合があります。進化でマンモスの牙が長くなっていきますが、進化と言うのは一つの方向に進むと、合理的な理由などなく、一定の方向に進むところがあるようです。人間の場合は、連動して縮むという方向で進化が進み、不合理に連動する部分が多くなっているようです。

「体を経絡的に緩めるのに、小脳が起こすアナロジー的な体の変化を利用することができます。漢方薬や鍼灸の治療はアナロジー的な体の変化を利用してはいませんが、漢方薬や鍼灸の治療に対して小脳が反応して経絡的変化が起こり、その結果、体が変化します。どちらの場合も、小脳が反応して体を緩めるので、どちらも経絡気功ということになります。実は、囲碁や卓球でも、経絡気功ができます。」

「扇風機を作って、首を緩めるのも、経絡気功に入るということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。電気で動くものを作ると大きな変化が起こります。初期のころは、画像をイラストレーターで画いて切り取り、アルミ板に張り付けて使っていたので、町会長の経絡気功と比べると幼稚なものでした。電気で動くものを作ると大変化が起こることに気がついたのは、最近です。」

「そうすると僕は効果的な経絡気功をして来たということになるのですね。ところで、アナロジー的連動性と指が緩まないこととの間に、何か関連性があるのでしょうか」と町会長。

2019/10/1