「渋野日向子の謎が解けて気がついたのは、卓球のトップの選手は、小腸経が極端に緩んでいる選手がいることです。」

「心経ではなく、小腸経なのですか」と町会長。

「渋野日向子は卓球は得意ではないと思います。心経が大きく緩むと動体視力が上がりすぎて、サーブをしたり、フォアハンドで打つのが難しくなるからです。いわゆる『小さなボールはにがて』というタイプのはずです。

「ゴルフボールも小さいと思いますが」と町会長。

「確かに、ゴルフボールは野球のボールより小さくて、ピンポン玉に近い大きさです。しかし、ゴルフはサーブを打つ必要がありません。また、卓球と違って、止まっている球を打つので、決まったフォームで打つことができます。それだけではなく、右利きの人は、右手の腕力で打つというより、左手のリードで打ちます。」

「確かに、ゴルフには動体視力の高い人が苦手なサーブはありませんし、走りながらボールを打つ人もいません。しかし、『左手のリードで打つ』で打つというのが分かりません。『左手のリードで打つ』と動体視力が高くてもボールを打つのが簡単になるのでしょうか」と町会長。

「実は、動体視力が上がるとフォアハンドは難しくなるのですが、バックハンドは簡単になります。梅澤さんは肥田式で動体視力が上がってから僕と初めてやった試合で、バックサイドの真ん中あたりを切るサーブを出したとき、回り込んでバックハンドで打ってきました。それまでやったことがないワザです。僕は梅澤さんのサーブは、バックサイドをネットから4分の1のあたりを切るサーブで回り込んでバックハンドで打っていましたが、梅澤さんは回り込んでツッツキで返していました。」

「なるほど。動体視力が上がるとバックハンドは簡単になるのですね。確かに、ゴルフの左手のリードは、卓球のバックハンドと似ているところがあります」と町会長。

「人間の手は、眼が前にあるためか、前に動かす自由度は大きいのですが、後ろに動かす自由度は低く、力も入りません。観点を変えると、手を前に動かす運動においては、脳が制御しなければならない要素が多いのです。そのため、スイングスピードが上がると、脳の負担が大きくり、フォアハンドは難しくなります。」

「確かに、手を前方に上げるのは簡単ですが、手を後方に上げるのは難しいですね。手を前方の色々な位置に上げられるということは、上げる位置によて様々な筋肉の使い方をしなければならないので、脳が筋肉を複雑に制御しなければならないということになるのですね。それで張本君は時々空振りしちゃうんですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。卓球では、さらにフットワークをしなければならないので、脳にかかる負担は大きく、フォアハンドの細かな制御が難しくなります。動体視力が高い人は、単位時間あたりに制御しなければならない運動量が大きくなるため、さらに難しくなります。」
 
「なるほど。制御しなければならない要素が少ないバックハンドは、動体視力が上がって、スイングスピードが上がっても、脳に対する負担が小さいのでやさしいということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ゴルフでは、動体視力が上がれば、スイングスピード上がるので、左手のリードで軽く打っても、飛距離は出ます。ところが、動体視力が低い人は、スイングスピードが遅いため、飛距離を出すために右手を使いがちになり、クラブが複雑な動きをして、ボールをスイートスポットで打つのが難しくなります。」

「なるほど。ゴルフは小さいボールが苦手な人でもできる競技なのですね。ところで、卓球のトップの選手は、なぜ小腸経が緩んでいるのでしょうか」と町会長。

2019/11/21