「人間の生命活動は、化学反応によってなされているのですが、その化学反応で触媒として使われるたんぱく質が酵素と呼ばれています。酵素の中で補酵素と呼ばれるものがないと、酵素として働かないものがあるのですが、亜鉛は補酵素の一つです。」

「消化酵素という言葉は聞いたことがありますが、これも酵素の一つですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。炭水化物分解酵素、タンパク質分解酵素、脂肪分解酵素などがあって、胃腸薬などにも入っています。」

「補酵素という言葉は聞いたことがないのですが」と町会長。

「良く知られているのは、ビタミンやミネラルです。」

「確か、カルシウムとかナトリウムがミネラルだと記憶しているのですが、亜鉛もミネラルに入るのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。酵素は数千種類あるようなのですが、300種類を超える酵素が亜鉛を補酵素として必要としていると言われています。」

「なるほど。亜鉛が足りなくなると生命活動に問題が生じるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。脳の活動も低下し、気功治療に対する反応も低下してしまいます。それで毎日亜鉛を100mg飲んでいます。」

「亜鉛は100mgくらい飲まないと効かないんですか」と町会長。

「実は、成人の男性に対する亜鉛の推奨摂取量はそれぞれ1日11mgです。女性はもっと少なかったと思います。」

「100mgも飲んで問題はおきないのですか」と町会長。

「普通は、問題が起きるようです。ウィキペディアにも、急性亜鉛中毒として、胃障害、めまい、吐き気の症状が起き、継続的に飲んだ場合は、『銅や鉄の吸収阻害を起こすため、銅欠乏症や鉄欠乏症を引き起こす。これらの欠乏症が貧血、免疫障害、神経症、下痢、HDLコレステロールの血液中濃度の低下といった諸症状を引き起こす。吐き気、嘔吐、食欲不振、胃痙攣、頭痛などの徴候がみられる。長期にわたり亜鉛を過剰摂取すると、銅の減少、免疫の低下、およびHDLコレステロールの減少などの問題が生じる場合がある。』と書かれています。」

「それでは、亜鉛を毎日100mgも飲んだら、病気になってしまいますね」と町会長。
「おっしゃる通りです。実は、亜鉛には、これ以上飲んではいけないという耐用上限量が決まっています。年齢によっても違うのですが、1日40mgか45mgです。」

「毎日100mgも飲んでいて、問題が生じないのですか」と町会長。

「2年半ほど、毎日飲んでいますが、今のところ大丈夫のようです。たまに、これは亜鉛の取りすぎかと思うこともあるのですが。」

「リスクが明らかなのに、なぜ100mgも飲むのですか」と町会長。

2019/11/11