「人間は、気温が低いときは代謝熱で体温を保つことになりますが、暑い場合は発汗によって、体温を下げることになります。」

「熱くなった場合と寒くなった場合では、体温の調節の仕方が違うのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。寒くなった場合は、代謝熱で体温を上げるので、体温の細かな調整が可能ですが、熱くなった場合は発汗で気化熱を奪い、体温を下げることになるので、冬から春になるような場合、体温の調整は難しいと思います。」

「なるほど。オーストラリアが22℃から20℃になった場合と、日本が18℃から20℃になった場合では、体温の調節の仕方が違うということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。オーストラリアにおいては、代謝熱が調整されて、体温の細かな調節がされるのに対し、日本では、発汗しない人が多いでしょうから、体温調節は大雑把にされると推定しています。」

「それでは、オーストラリアのように気温が低下し続けている国では、脳の温度が細かく調整されるのに対し、日本のように気温が上がり続ける国では、脳の温度が適切に調整されないということになるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。気温が熱中症になるような温度では、温度そのものが脳の機能を低下させることになりますが、気温が熱中症にならないような温度においては、気温が低下する場合は脳の温度が適切に保たれるので機能に問題が起こらないが、上がる場合は脳の温度が不安定になるので、機能低下が起こると推定しています。」

「先ほど、『30℃を超えると熱中症になる人が急増するので、脳が気温が高いと機能低下することは明らかだが、20℃前後で脳の機能がどのように変化するのかとか、何度が人間の脳にとって最適なのかということの結論は出ていない』ということでしたが、熱中症にならないような温度では、温度そのものが問題ではなく、温度が上がるか下がるかと言うのが問題なので、結論がでないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。暑い夏の日に室温を20℃にして実験した結果と、寒い冬の日に室温を20℃にして実験した結果では、違いが出ることになります。暑い夏の日に室温を20℃にした方が良い結果が出るはずです。」

「なるほど。それでは、夏に向かう日本が新型コロナを終息させるのは難しいということになるのですか」と町会長。

「僕の仮説が正しければ、そうなりますが、実験をして確かめてはいないので、単なる仮説にすぎません。」

「仮説に間違いがあるといいですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、オーストラリアと同じ状況にあるキリスト教文化圏に属する国があります。」

「南半球の国なのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。オーストラリアより少し南にあるニュージーランドです。」

「オーストラリアより南にあるということは、気温がオーストラリアより低いということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。南半球では、南に行くほど寒くなります。」

「一番南にある南極が一番寒いということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。ニュージーランドには明確な四季もあります。」

2020/5/6