「ミシシッピ川が1000分の1ぐらいの流量でループ・カレントをUターンさせるのは不思議ですね。実際、ハリケーンがメキシコ湾の赤っぽい色のところを通過すると、暖流が放つエネルギーを吸収して、強力なハリケーンになってしまうくらい、ループ・カレントはすごいエネルギーを持っています。」

「そんな、すごいループ・カレントに、なぜ、ミシシッピ川は抵抗することができるのですか」と町会長。

「基本的な考え方として、ミシシッピ川の水は、海水より軽いので、メキシコ湾の海面上に広がろうとします。」

「なるほど。川の水には塩分が含まれていないので、軽いのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ウィキペディアによると、ミシシッピ川の平均流量は16,792m3/sなので、16,792x60x60x24で、1日1.450.828.800立方メートルの水がメキシコ湾の海水の上に広がろうとします。」

「なるほど。毎日、14億5千万立方メートルの水がメキシコ湾の海水の上に広がろうとするけれど、実際には、ループ・カレントから拡散する暖かい海水のために5分の4くらいは、ミシシッピ川の水の温度より高くなってしまうのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。ループ・カレントの本流は、ミシシッピ川の河口に向かって一直線に進みますが、ユカタン海峡から高速で大量に暖流が流れ込むので、暖流の一部がメキシコ湾の海面を大陸側に広がろうとして、大きな時計回りの流れを形成します。」

「ミシシッピ川の水も、反対側から海面を広がろうとしているので、メキシコ湾の北側で暖流が冷やされるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。添付の写真を見ると、メキシコ湾内の海面の色は、カリブ海の色より、赤が薄くなっています。渦も生じているので、海水と淡水が混じりやすくなっていると思います。」

「ループ・カレントから拡散して、メキシコ湾の海面に広がる海水と、ミシシッピ川からメキシコ湾の海面に拡散しようとする水は、最終的にどこに行くのですか」と町会長。

「最終的には、ユカタン海峡かフロリダ海峡を通って外海に出るしかないと思いますが、添付の写真を見ると、ループ・カレントとミシシッピ川の河口の間を通って、メキシコ湾流と合流して、大西洋に流れ出ているように見えます。」

「なるほど」と町会長。

「添付の写真を見ると、メキシコ湾から流れ出たメキシコ湾流は温度がさらに低下し、海水量も少なくなっているように見えるので、メキシコ湾は、メキシコ湾流の温度や塩分濃度を低下させる機能があると推定しています。」

「なるほど」と町会長。

「メキシコ湾流は、南赤道海流が源流なので、温度が高いだけでなく、塩分濃度が高いことが知られています。」

「赤道近辺の海水は、水分が大量に蒸発するので、塩分濃度が高くなってしまうのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ミシシッピ川から流れ出る水が、その塩分濃度が高い海水とメキシコ湾の表層水をかき混ぜて、温度と塩分濃度を低下させる機能があるようです。」

「なるほど」と町会長。

「ですから、ミシシッピ川から流れ出る水が、直接ループ・カレントを薄める効果より、ループ・カレントとループ・カレントから拡散する温度の高い海水を、メキシコ湾の表層水とかき混ぜて、薄める効果の方が高いと推定しています。」

「ミシシッピ川から流れ込む水の機能としては、メキシコ湾の表層水とメキシコ湾流になるループ・カレントをかき混ぜる機能の方が、寒冷化には重要だとお考えなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。北米に大量の雨が降れば、その機能が急激に上がるのだと推定しています。」

「なるほど」と町会長。

「しかし、これは僕の個人的な仮説で、米国の3世代進んだAIが作った推定される仮説とは、何の関係もありません。」

2020/8/12