「シナプスの可塑性については、Natureなどに最先端の論文が載っているだけでなく、実際に行われている理学療法においても、必要な理論になっています。」

「『理学療法』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『理学療法』に『理学療法とは身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行わせ、及び電気療法、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう』という説明があります。」

「なるほど。シナプスの可塑性によって、治療体操などで障害が改善するということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。2013年の理学療法学 第40巻 第8号の『脳の機能回復と神経可塑性』に『神経線維の末端が突起を伸ばし成長することを発芽という。神経系の発達過程や、学習に伴うシナプスの可塑的変化として活動依存的に発芽がおこることが知られており、ニューロンがシナプスをつくるために神経突起を伸ばすメカニズムの一要因と考えられている。また、発芽には、神経栄養因子の発現が関与しており、発芽を含めた神経細胞の分化・成長・再生等を誘導する。適切な運動療法を繰り返すことにより、中枢神経系では神経栄養因子の発現が高まり、それが刺激となって樹状突起を伸長させ、分枝を促進して、さらにその枝には、棘を増加させ、新しいシナプスを形成する。すなわち,これらの変化は神経ネットワークを形成することにつながる』という記述があります。」

「『神経繊維』と言いますと?」と町会長。

「軸索が被膜に包まれている場合、神経繊維と言います。」

「なるほど。それでは、軸索の末端が突起を伸ばし成長することを発芽と言うのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。伸びた突起の先にシナプスの半分が形成され、他の神経細胞の樹状突起と接続します。」

「『神経栄養因子』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『神経栄養因子』に『神経栄養因子は、神経細胞の生存、発生、機能に必要とされる因子』という説明があります。神経の生存や分化、成長、再生などに必要とされる分泌性のタンパク質分子のことです。」

「なるほど。発芽には『神経栄養因子』が必要なのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「『棘』と言いますと?」と町会長。

「樹状突起は、木のように枝分かれしているのですが、枝の先がさらに細かな枝に分かれているのを『棘』と言っています。この先端にシナプスの半分が形成され、軸索側のシナプスの半分と一体になってシナプスが形成されます。」

「なるほど。それで、シナプスの中央に隙間があるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「適切な運動療法を繰り返すと、神経細胞の分化・成長・再生が等誘導され、神経ネットワークを形成することになるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「英作文.netで、長期間にわたって毎日100問連続正解すれば、脳に明確な変化が起り、今までできなかったことができるようになるのは、同じ原理だとお考えなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2020/8/25