「赤ちゃんの場合も、脳内にある神経細胞のネットワークに変化が起きているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『シナプス』には、『シナプスの活動状態などによってシナプスの伝達効率が変化するシナプス可塑性は、記憶や学習に重要な役割を持つと考えられている』という説明があります。」

「『シナプス』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『神経細胞』には、『神経細胞は主に3つの部分に区分けされ、細胞核のある細胞体、他の細胞からの入力を受ける樹状突起、他の細胞に出力する軸索に分けられる。樹状突起と軸索は発生的にはほぼ同じ過程をたどるため、両者をまとめて神経突起とも言う。前の細胞の軸索終末と後ろの細胞の樹状突起の間の情報を伝達する部分には、微小な間隙を持つシナプスと呼ばれる化学物質による伝達構造が形成されている 』と説明されています。」

「なるほど。神経細胞と神経細胞が繋がるところをシナプスと言うのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「『可塑性』というのは、 物体に力を加えて変形させたとき、力を取り除いても変形がそのままになる性質のことですよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、『シナプス可塑性』というのは、シナプスの伝達率が変化して元に戻らないことを言うのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。神経細胞から出ている軸索が、他の細胞の樹状突起とシナプスで繋がっています。神経細胞から神経細胞への情報伝達は、軸索側の神経細胞が興奮すると、軸索ーシナプスー樹状突起の順で興奮が他の神経細胞に伝えられて行きます。これが繰り返し起こると、シナプス結合が強化され、伝達効率が増します。」

「神経が『興奮』するのですか」と町会長。

「『発火』すると言う人もいますが、燃えたりはしません。」

「神経の状態が大きく変わるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「神経細胞だけでなく、生きている細胞は帯電していて、細胞の内側と外側では、電位差があります。」

「『興奮』するとか、『発火』すると言うのは、帯電している状態が大きく変わるということですか」と町会長。


「おっしゃる通りです。細胞は通常の状態では、細胞膜の内側がマイナスに、外側がプラスに帯電しています。」

「もしかして、『興奮』するとか、『発火』すると言うのは、帯電している状態が反転するということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2020/8/20