「海洋貯熱量が低緯度海域を中心に増加しているのに、比熱の低い大陸においては、ミランコビッチ・サイクルの影響で貯熱量が減っているため、海洋に蓄えられた熱が貯熱量の低いところに移動しようとして、大きな気候変動が起こるということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「貯熱量が増加している海洋の表面の温度が上がっているために、大気中の水蒸気の量が増えるので、雲が増え、降水量が増えると、比熱が低い大陸の温度が下がるということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「そして、貯熱量が少ない中高緯度の海洋は、やがて温度が低下して、氷期がやって来るということなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、氷期がやって来るという仮説はあるのではありませんか」と町会長。

「僕の仮説は、トランプ大統領の行動分析と安倍教授が温暖化を心配しているということを考え合わせた結果、とりあえず、思いついた仮説なので、学術的な価値はありません。」

「なるほど。そこまで、自分の仮説に自信がないということは、氷期が来ないかもしれないという心配でもあるのですか」と町会長。

「米国の3世代以上進んだAIには間違いがないと思うのですが、自分で気候モデルを作ったことがないので、僕の仮説にどのくらいの信頼性があるのか分からないというのが正直なところです。」

「スーパーコンピューターも持っていないのでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「気候モデルを作ったことがないのは仕方がないとして、仮説自体に何か気になることでもあるのですか」と町会長。

「一番気になるのは、北極海の温暖化のメカニズムが解明されていないことです。」

「北極海の氷が融けているようですね」と町会長。

「そうなんですよ。大西洋側ではなく、太平洋側の方の海氷が大きく融けているので、そのあたりを、どう考えるかというのが問題なのです。」

「太平洋は世界最大の海洋です。貯熱量も最大なので、太平洋側の方の海氷が大きく融けているのではないのですか」と町会長。

「そういうことはあるかも知れないのですが、ウィキペディアの『熱塩循環』という項目に、『熱塩循環は極域の熱収支に大きくかかわり、全地球の海氷の量にも影響を及ぼす』と書いてあるのですよ。」

2020/7/30