「『陰の本を持っていると膀胱系と肺経が虚す』という小脳の経絡的反応は、人間の進化によって起きたとしか考えられませんが、進化は偶然にしか起きません。理由はないのです。」

「進化によって偶然に起こったと言われますが、世界最古の粘土板に書かれたメソポタミアの楔形文字は、古いものでも5000年くらい前に書かれたと言われています。5000年くらいで、そんな複雑な進化が起こるものなのでしょうか」と町会長はさらに鋭い質問をして来た。

「実を言うと、人間の進化には、一般に言われる生物学的進化の他に、経絡的進化と言うべきものがあります。経絡的進化は頻繁に起こっているので、知っている人は少なくないと推定していますが、経絡を正しく理解している人がいないので、経絡的進化だとは思わないのです。」

「経絡的進化は頻繁に起こっているが進化だとは誰も気がつかないということですが、具体的にはどのような例があるのでしょうか」と町会長。

「小学校の同級生で経絡的進化をしたと推定する友達がいました。お兄さんが『まことは、小学3年生の頃頭を打ったら、急に頭が良くなった』と言っていました。その時は経絡的進化とは、思わなかったのですが、後に、家内が幼児期に荷車から落ちて、頭を強く打ってから、頭が良くなったと言ったとき、初めて、経絡的進化があることに気がつきました。中学生のときの検査だと、知能指数が200を超えていたので測定不能と言う話でした。」

「生物学的進化は遺伝子で親から子に受け継がれますが、頭を打っただけで起こる変化が子に受け継がれるとは考えにくいのですが」と町会長。

「鋭い反論ですね。確かに、親に起こった変化が子に受け継がれるかどうかが、進化か進化でないかを決めるポイントです。」

「それでは、頭を打ったとき起こる経絡的進化は、子に受け継がれるのですね」と町会長。

2019/10/6