「日本語は、話者が伝えようとする客観的な部分と、話者が客観的な部分をどう捉えているかという主観的な部分から成り立っているため、極めて複雑で、外国人は対話形式で書かれた文は理解できるようにならないということが、なんとなく理解できました」と町会長。

「そうなんですよ。例えば、『あした山田さんが来ます』『あした山田さんは来ます』『あした山田さんが来るよ』『あした山田さんは来るよ』『あした山田さんが来るんだ』『あした山田さんは来るんだ』のように、どの文も、『あした山田さんが来る』という事実を伝えていますが、話者が事実をどうとらえているか、聞き手との関係をどうとらえているかによって、助詞と助動詞を変えるという複雑なことをしなければならないのが日本語の特徴です。」

「なるほど。助詞や助動詞は、話者が主観的に判断している部分をあらわすのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。日本人は、古来、人間は主観を通して物を見ているという言語を使っているので、キリスト教文化圏の西洋人のように絶対的な真理を認めないところがあるのです。」

「それは驚きですね。日本人は西洋人より頭がいいのに、日本で科学が起こらなかったのは、そのためですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。科学が発達するためには、『神が作った世界には、必ず絶対的な秩序がある』という信念が必要なのです。」

「それでは、科学的の発達とともに、神の存在を信じない日本人が多くなっているのに対し、キリスト教文明圏の西洋人は、科学的な知識の発達とともに、神の存在に確信を抱く人が増えているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。アインシュタインのような一流の科学者で、神の存在を信じない人はいないと思います。」

「米国がイスラエルの経済援助をして、中東に問題を起こし続けているのは、旧約聖ためですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。キリスト教文明圏の子供たちが読む旧約聖書物語に、『パレスチナの地は、神がユダヤ人(ヘブライ人)に与えると約束した土地だ』と書かれているためです。」

「それは驚きですね。先ほど、渡辺さんが『中国は米国とは違い、どこまでもやろうとはしていません』と言ったら、途端に、米国はどこまでやるのかと思うような状態になりましたね。これも米国民が神の存在を信じているためですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。神の存在を信じている人は、死を恐れないのです。」

「死ねば、神のいる天国に行って、毎日、楽しく暮らすことができるからですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ご存知かもしれませんが、世界で最も戦争が多かった地域はヨーロッパです。」

「キリスト教文明圏の人々は死を恐れないので、戦争が多かったのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。キリスト教文明圏の人々は、長年にわたる戦争体験の結果、戦争を避けるために、国際法を作りました。」

「それでは、中国が国際法を無視するようなことがあれば、キリスト教文明圏の人々は、戦争が避けられないと考えるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。最初は、戦前に日本に対してしたように経済戦争を仕掛けます。その結果、中国の経済が崩壊すれば、問題はありませんが、中国の経済が大幅に縮小しないようなことがあれば、核戦争になる可能性は否定できないと思います。」

「キリスト教文明圏の人々は、死を恐れないからですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。国際法は、キリスト教文明圏の国々が神の教えに従って作り上げたものですから、それを壊そうとするような邪悪な国を許すことはできないのです。」

2020/9/11