「ところで、スイスの山小屋での瞑想とチャクラは、何か関係があるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。スイス山小屋で瞑想中に、あるときチャクラが開いたのだそうです。」

「渡辺さんの腎兪は開くのですか」と町会長。

「腎兪は開きません。開くのではなく、緩みます。例えば、膝の腎兪を緩めると、膝全体が緩みます。」

「それでは、チャクラと腎兪は全く違うものではないのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。先生は『チャクラはブルーで、そのブルーを見つめると、その奥に空の青さと海の青さが見えてくる。空海はチャクラが開いていたのだと思う』と話していました。」

「渡辺さんの腎兪に、色はありませんよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕は、気の陰陽も分かるし、気の強さも分かりますが、気の色は分かりません。」

「中神先生は、気の色が分かるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。こういう話は、僕にしかしなかったようですが、先生は指先から気が光となって出ているのが見えるのです。画家になるような人は、能力が違うなと思った記憶があります。」

「指先から気がでているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それで、両手の指を合わせると、指が緩むのですか」と町会長。

「対角法として、指を合わせて緩ませるときは、指から出ている気は関係ありません。しかし、左右の手の指が一直線になるように合わせれば、指から出ている気を使って、指を緩ませることができます。」

「なるほど。ところで、絵は手に入ったのですか」と町会長。

「中神先生が八十二銀行に展示してあった絵を持ってきて、見せてくれたので、好みの絵を4枚選びました。」

「やっと手に入ったのですね」と町会長。

「中神先生は、『今、額に入れてきますから』と言って、絵を全部持っていなくなりました。」

「まだ、手に入らないのですね」と町会長。

「絵は、そんなに簡単には手に入りません。」

「でも、額に入れて、すぐ持って来たのでしょう」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、『今、絵に気を入れますから』と言って、絵を床に置き、なにやらとなえながら、絵の周りを歩き始めました。」

2020/10/2