「ところで、中国や韓国の新型コロナウイルスと日本の新型コロナウイルスでは、進化の仕方が違うということでしたが、日本の新型コロナウイルスは、今後、どういう変化をしていくのでしょうか」と町会長。

「実は、北海道や長野県などのパウダースノーが楽しめるスキーリゾートには、12月ごろから中国のスキーヤーが来るので、6月ごろには大学のスキー部やスノボー同好会などを中心に新型コロナが蔓延すると危惧していました。」

「今年のスキーシーズンからそう思っていたということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。中国は、団体旅行は禁止しましたが、個人的にくるお金持ちは規制されない状態だったので、大学のスキー部やスノボー同好会などの不顕性感染者を通して、日本国内に蔓延するのは止められないだろうと覚悟していましたね。」

「しかし、大学を中心にクラスターが広がったというようなことは、あまりなかったようですが」と町会長。

「おっしゃる通りです。一番衝撃的だったのは、厚生労働省が6月16日に発表した抗体保有調査結果でした。」

「海外にくらべて、驚くほど低かったようですね」と町会長。

「厚生労働省の抗体保有調査結果によると、抗体保有率は、東京都0.10%、大阪府0.17% 、宮城県は0.03%ですからね。」

「海外に比べると、あまりに違うので、どうしてということになりますよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。最初に思いついたのが、医療文化の違いでした。」

「キリスト教文化圏では、病人以外はマスクをしないという医療文化があるようですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。日本国内でも、北海道と本土との間には、医療文化の違いがあるようです。」

「確かに、北海道は感染者が多いですね」と町会長。

「季候が寒いので、本土と違って家が密閉されているということがあると思います。」

「なるほど。本土と比べると換気の悪い家が多いということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。北海道人は、皆、移住した人ですから、一般的に言えば、昔からの風俗習慣は捨て、個人主義的な合理主義に基づいて、自由にやりたいことをやるという傾向が強いというのが、もう一つの理由だと推定しています。」

「なるほど。アメリカ人の行動様式に似たところがあるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、これは一般論で、家内は北海道の出身でしたが何の違和感もありませんでした。」

「渡辺さんは、周りの人に関心がないタイプのようですが、奥さんがしていることにも関心がなかったのですか」と町会長。

「普通の人と比べると、そういう傾向は強いと思います。アメリカ人を何人も使っていましたが、違和感は全く感じなかったくらいですから、日本人に違和感を感じるはずもなかったということかも知れません。」

「なるほど。『医療文化の違い』の次は、『日本人は経絡的に壊れ方がひどく、季候の変化が大きいところに住んでいるので、生物学的に進化している』ということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。経絡的に壊れ方がひどいので、運動競技においては、外国人に劣るところがあるかもしれませんが、生き残るという進化においては、優れているのではないでしょうか。」

「それで、コロナにかかりにくいし、コロナで死ぬ割合も少ないということになるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。日本の新型コロナの特徴は、新型コロナウイルスに対する淘汰圧が極めて大きいというところにあります。」

2020/12/22