「それでは、このハイゴケは何度も猪に荒らされているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「この庭はフェンスがないので、猫や猪が自由に入れるのですね。防犯対策は大丈夫なのですか」と町会長。

「目立たないようにしてあります。」

「どう見てもハイゴケが何度も猪に荒らされたようには見えませんが」と町会長。

「イノシシが庭を荒らすようになったのは、今年になってからなので、最初のときは本格的に荒らされてしまったのですが、2回目からは少ししか荒らされないように工夫しました。」

「そんなことができるのですか」と町会長。

「実は、猫の長老がいなくなってから他の猫は来なくなってしまったのですが、黄色の猫が週2、3回遊びに、白と黒のぶちの猫が苔を荒らしに毎日来ていました。その猫とやりあったおかげで哺乳類や鳥類の脳の特性を発見しました」

「長老は、腎の治療を2回したら若返ってM化し、戦いの旅に出てしまったのでしたよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。猫は腎の治療をしたことがないので、簡単に若返るようです。おそらく、人間は先史時代から腎の治療をして来たのだと思います。アルプスの氷河で発見された5300年前のアイスマンと呼ばれる遺体には、腰痛治療のツボを示すと推定される刺青があるのですが、腎兪にも刺青があると言われています。」

「なるほど。腎の治療で人間が増えすぎるとインフルエンザで壊滅することになるので、腎の治療では若返らない人間が生き残ったということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。腎の治療を進めれば進めるほど、効果がある治療点を見つけるのが難しく、治療が困難になります。それで、壊滅したのは一度ではなく、治療技術が進むにしたがって、何度も壊滅を繰り返したと推定しています。」

「腎の治療を発見した種族が壊滅すると、生き残った少数の人が治療技術を進化させ、人口が増えると、またその種族が壊滅するということを繰り返してきたとということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。生き残った人の数が少なければ、近親結婚を繰り返すことになるので、見た目も少し違った種族になったと推定しています。」

「生き残った人の数が多ければ、その種族は復活して、人口が増えたとき、インフルエンザで壊滅することになるのですか」と町会長。

2019/12/2