見出し1受験のための英作文学習法

見出し2大学入試のために英作文と検定試験

大学入試のために英作文は、中学で学ぶ基礎文型を完全に習得し、減点の対象にならないようにすることが基本になります。 英作文.netの英作文は、中学で学ぶ基礎文型の習得を基本にしているので、大学入試のための英作文にはうってつけです。

英作文.netの10級は、中学1年レベルの文型が使えるかどうか、9級は中学2年レベルの文型が使えるかどうか、8級は中学3年レベルの文型が使えるかどうかを検定します。 10級の問題は「基礎文型を使った英作文1」という学習コースから、9級の問題は「基礎文型を使った英作文2」という学習コースから、8級の問題は「基礎文型を使った英作文1」という学習コースから出題されるので、有料登録して学習コースで練習すれば、8級までは、合格できる方が多いはずです。

しかしながら、瞬間英作文の練習を長期間練習した方は、日本人的英語表現が身についてしまっているため、長期間にわたって繰り返し練習しないと合格できないかも知れません。というのは、英作文.netの英作文の問題は、毎日ウィークリーにコラムを持つティモシー・ヤング氏がチェックした、そのまま英会話に使える自然な英文だからです。

7級は、中学で学ぶ基礎文型が使えるかどうかの実力テストで、学習コースはありません。文法的な理解をしないで、丸暗記で8級に合格した方は、7級が大きな壁になると思います。

見出し26級に合格できない方は、英作文をする基礎的な能力に問題がある

7級までは基礎文型が使えるかどうかを問う試験なので、直訳的に訳し、単語のユーセージが間違えなければ合格できますが、6級は英作文をする基本的な能力を問う試験なので、英作文をする基礎的な能力に問題がある方は合格できません。

見出し2英作文の本質

アメリカ人が違和感を持たない英文を書くには、「日本語の文と同じ意味の英文は作ることは不可能である」ことを知らなければなりません。中学で学ぶ基礎的な英単語でさえ、日本語の単語と意味やユーセージが全く同じものはありません。

例えば、"tree"は「木」という意味だと教えてもらった人が多いと思いますが、「この家は木でできています」を"This house is made of tree"と訳すことはできません。"tree"は「木材」を意味しないからです。単語の意味やユーセージが異なるのですから、日本語と同じ意味の英単語を組み合わせて、アメリカ人が違和感を持たない英文を作るのは、困難なことが多くなります。

「この家は木でできています」という文を理解できる人は、木造の家をイメージする人が多いと思います。日本語の表現は、この例から分かるようにイメージと結びついているのです。同様に、英文もイメージと結びついています。ですから、アメリカ人が違和感を持たない英文を書くには、日本語の言葉にこだわらず、日本語が表すイメージを表す英文を作ることです。ここに英作文の本質があります。

見出し26級は状況をイメージしてから英文を作らないと合格できない

6級の問題は、直前に話された英文と日本語の問題文から状況をイメージし、その状況に応じた英文を作らなければなりません。

例えば、直前に話された英文が"Is three o'clock OK?"で、問題文が「はい、それで問題ありません」のとき、答えは"Yes, that's fine."になります。問題文の「はい、それで問題ありません」だけ読んで、英文を作ると正解にはなりません。

見出し2短時間に脳を繰り返し使う能力がないと、英作文はできない

弊社の研究によると、英作文は、短時間に脳を繰り返し使う能力がないとできないが、普通の人間は連続して脳を使うことができないことが分かっています。その例として、3桁の足し算で、桁上がりが2回以上ある足し算が試験に出ると、国立大学を目指すような人が桁上がりを忘れて間違えてしまう人が多いという事実があります。3桁の足し算をする短い時間の間に、桁上がりを2回頭に留めておくことが、普通の人は困難なのです。

この例外に入る人は、幼児期に大病を患い、体を動かすことが困難になり、箸の上げ下ろしから歩行まで、一つ一つ考えないと日常生活ができなかった人や、創造力が無く、教えられたことしかできないため、幼児期から小学生低学年までは、失敗ばかりしていた人です。人は、困難なことに直面すると、脳を使います。幼児期に困難な状況下に日々置かれた人は、短時間に脳を繰り返し使うことができるのです。

また、ソロバンを習った人、公文式を習った人、囲碁が5段のレベルの人は、桁上がりのある3桁の足し算ができることも確認しています。

6級の最大の問題は、短時間に脳を繰り返し使わなければならない点です。最初に、表示される英文の意味を考えるときに1回、問題の意味を考えるときに1回、問題文の話される状況をイメージするときに1回、状況に合わした英文を考えるときに1回のように、3桁の足し算よりも遥かに難しい脳の使い方をしなければなりません。6級が難しい理由がここにあります。そして、このような脳の使い方ができない人は、直訳的な英文しか作れないのです。

見出し2脳は、訓練すれば、意識的に使えるようになる

しかし、この脳の使い方は、上記の例外例から分かるように、先天的なものではなく、訓練すればできるタイプのものです。しかし、2〜3ヶ月の訓練では、あまり上達しないことが分かっています。この脳の訓練に最も効果的なのが、6級の試験です。ですから、どうしても英作文ができるようになりたい方は、具体的な数値目標を立て、1年以上かけるつもりで、6級に挑戦する必要があります。

6級の試験では、イメージを考えながら問題を解こうとすると、時間が足りない人がいると思います。このような状態では練習にならないので、6級の問題が出される「英語で学ぶ英会話」という学習コースを使い、時間をかけてしっかりイメージを考えて練習するのも一つの方法だと思います。

見出し2他の効果的な訓練法

最も簡単な方法は、英和辞典に書かれている定義と例文から、本質的な単語のイメージとユーセージをつかむ方法です。実際、6級に合格した人の中には、英和辞典を丸暗記した人がいることを確認しています。アメリカ英語で書かれた英文の単語の50%は、中学で習う単語の中の基礎的な100語です。応用力があれば、基礎的な1000語イメージをつかむだけで十分だと思います。

もう一つの方法としては、1000語レベルくらいの英文で書かれた本を、イメージを文頭からとりながら、数冊繰り返して読む学習法です。ストーリーはイメージが取りやすく、繰り返し読むと、ユーセージも脳に痕跡として残るからです。記憶心理学によれば、学習したことは、必ず脳のどこかに痕跡として残っているので、英作文のとき、正しい英文を作ることが多くなります。数年前に洋書を繰り返し読んだが、細かいことは忘れてしまった人が、6級に合格した人がいることも確認しています。